学科の勉強法!実際のノート公開!ポイント整理・問題早解きに「A6ノート」が役立つ!

一級建築士試験 学科

こんにちは!

リーマン建築士の「たけし」です!

H29年度に学科・製図ともに一発合格した私が「やってよかった」ということを紹介していきます!

今日のテーマは

【学科の勉強法!ポイント整理・問題早解きに「A6ノート」が役立つ!】

勉強することおおすぎてパンクしそう!

どれも重要におもえてポイントがおさえられない!

勉強しているとこんな悩みでてきますよね!

この悩みを解決するのに役立つのが「ノートを作る」こと!

普通「ノートを作る」と聞いて想像する大きさはB5判だとおもいます・・・
しかし、
B5判よりふたまわり小さい「A6判でノートをつくる」と良いです!

ちなみにA6判のノートはこのくらいの大きさです⇩

B5判と比べるとかなり小さいです!

この「A6判でつくるノート」のことをわたしは「A6ノート」と呼んでいます!

わたしは勉強の最初の段階からA6ノートをつくっていて、
その後の勉強が理解しやすくなりました!

問題を早解きするにもとても役立ちました!

「A6のノートにどんなこと書くの?」という人もいるとおもうので、
わたしの作っていたA6ノートの一部を一例としてお見せします⇩

「ヘタクソな絵だな」なんてコメントはやめてくださいねww

A6ノートには「テキストに書いてある内容」や「講義で学んだこと」などを、
単元ごとにまとめていきます!

ただ、
実際にA6判のノートをつくってもらえると分かりますが、
小さいノートに勉強したことをまとめるのは意外に大変ですww

その理由は「書き込める量が少ない」からです!

でも!
この「書き込める量が少ない」ということにメリットがあります!!

A6ノートにまとめる利点

A6判という小さいノートにまとめるメリットは3つあります!

  1. 頭の中が整理できる
  2. 自分なりの重要ポイントが見えてくる
  3. 自分なりのキーワードが抽出できる

順番に解説していきます!

頭の中が整理できる

ノートに書き込める量が限られているので、
ノートを書く前に、
書くことを決める必要があります!

書くことを決めるためには「大事なところ」と「そうではないもの」に分ける必要があります!

どこが大事なところかを見つけるためには、
もう一度勉強したことをサラっと見返すようになります!

サラッと見返していると
「あ!そういうことだったんだ!」って分かることや
「コレとコレってなんか似ているな」という共通点や
「これ覚えるよりあっち覚えた方がよさそう」って再評価できたり
勉強してきたことを俯瞰してみることができるようになります!

この「限られたスペースの中に書くことを決める」という作業をしていると、
あたまの中で勉強したことの整理ができてくるようになります!

自分なりの重要ポイントが見えてくる

ノートに書く前に「大事なところ」と「そうではないもの」をふるいにかけているので、
ノートに書くことはその単元で重要なこと(重要だと自分がおもったもの)だけになります!

重要なこと(重要だと自分がおもったもの)だけに的を絞ってノートに書き込んでいると、
「この単元ではこんなことを言っているんだ」
「この単元はコイツが主役だな」
といったように、
その単元を自分がイメージしやすくなる言葉が見えてきます!

たとえば環境・設備の日照・日射の単元では「日照は光、日射は熱」ということです!
この言葉を最初にイメージすることで、
日照に関する設問と日射に関する設問がごちゃまぜに出題されても、
頭の中を整理して考えることができます!

自分なりにその単元をイメージしやすくなる言葉が見つかれば、
それが「自分なりの重要ポイント」です!

自分なりの重要ポイントを見つけることができれば、
問題を解いている時も「ここで問われているのは、あの単元で学んだことだな」とあたまの中に描きやすくなります!

自分なりのキーワードが抽出できる

限られたスペースの中に重要ポイントをおさめていくためには「端的に、短い文章で書く」ということが求められます!

重要部分を端的に短い文章で書こうとすると
「この言葉が無いと、この重要部分は説明できない」
というように核となる用語が見えてきます!

この核となる言葉や用語というのが「キーワード」です!

このキーワードが見つかると、長い文章で出される設問でも正答を手早く見つけることができるようになります!!

キーワードは勉強をすすめていくと見つかることもあるので、最初から無理して探す必要はありません!
「問題を解くときにはこの言葉も必要だよな」というようにあとから見つかる言葉もあります!
そういうあとから見つかったキーワードを、最初に書いた文章に書き足せばいいだけです!

紐づいて記憶を呼び起こす言葉もキーワード

「この言葉を覚えておけば、ほかの言葉も思い出される」
という言葉もキーワードになります!

たとえば「日照率は、日照時間を可照時間で割ったもの」を覚えておくとします。

そこから、
「日照時間というのは、実際に日が当たっていた時間」
⇨「日照時間は、隣棟間隔比と緯度によって決定される」
⇨「東京より札幌の方が隣棟間隔は大きくとらなければならない」
⇨「隣棟間隔比というのは・・・」
だったり、
「可照時間というのは、日の出から日の入りまでの時間」
⇨「可照時間は、夏至は北面が長くて、冬至は南面が長い」
⇨「南面の可照時間は、春秋>冬至>夏至の順番」
⇨・・・
といったように
一つのキーワードから派生して関連することを記憶から引っ張り出しやすくなります!

一級建築士の勉強は範囲も広くて覚えることもたくさんあるので、すべてを頭に入れようとするとパンクしてしまいます!
ですから、必要な時に記憶から呼び起こさせるようにしておくことも重要です!

記憶を呼び起こすトリガーとなる言葉も「キーワード」ということです!

キーワードが抽出できるようになれば、勉強で得た知識をシンプルな形にすることができます!

知識の形をシンプルなものにできれば、ほかの科目にも関連していることが自ずと見えてくるようになります!

キーワードを見つけることで、勉強全体をとおして知識が定着しやすくなります!

A6ノートをつくるときに気をつけること

ここでお話しする「気をつけること」と言うのは、
「ノートをつくることが面倒になっちゃった」とか「ノートをつくって満足しちゃった」ということを防ぐために気をつけることです!

ノートを作りはあくまで理解や知識の定着を助けるためなので、中途半端に終わらせたり、作って満足してしまっては意味がありません!

これからノートをつくろうとする人がそうならないためにも、
人一倍面倒くさがりであり効率重視である私が、ノートをつくるときに気をつけていたことを紹介していきますww

なるべく早い段階からノートを作りはじめる

「あとからまとめてやろう」なんてため込んでしまうとゼッタイやらなくなりますww

それに講義やテキストで学んだことを要約することがA6ノートをつくる目的なので、
記憶にあるうちに情報を整理したほうが効率がいいです!

できれば講義やテキストで一つの単元が終わるごとにつくっていくほうが良いです!

科目ごとにノートを分ける

A6という小さなノートのメリットは「気になったときにサッと取り出して見返せる」ことにあります!

複数の科目を同じノートに書き込んでしまうと
「あれ?何番目に作ったノートのどのへんに書いたっけ?」
といったように、あとから見返したいときに見失いやすくなります!

これを防ぐために、1つのノートには必ず1つの科目のことだけを書くようにしたほうが良いです!

何冊になってもいいから薄いノートに書く

「1ページの書ける量が少ないから厚手のものにしよう」なんてしてしまうと、わざわざA6という小さなノートを作る意味がありません!
それなら「最初からB5判で書けよ」となりますww

それに厚手のA6ノートというのは書き込むときに不安定になるので、ノートを書くこと自体がイヤになってしまいます!

ですから、用意するA6ノートは薄手のものが良いです!

薄手の目安は「厚さ3mm程度」です!
1cmくらい厚みがあると書きにくいにので「厚さ3mm程度」のものが良いです!

ノートがいっぱいになったら2冊目・・3冊目・・と足していけばいいです!

ノートが増えていくと「けっこう勉強してきたな」という実感を得ることにもなります!

2冊目・・3冊目・・と足していくときに「法規①」「法規②」とノートに科目名と番号をふっておくことをおすすめします!

つくった順番通りに番号をふっておけば、
気になったことが出てきたときに「このくらいの時期に勉強してたことだから、法規の②に書いたっけな」と番号から書いてあることを推測しやすくなります!

小さい字でビッシリ書かない(余白をつくる)

「書くスペース少ないからビッシリ書こう」とすることもやめた方がいいです!
というかこれも「それなら最初からB5判で書けよ」となりますww

小さい字でビッシリ書いたノートは、あとから見返したときに何が書いてあるのかパット見でわからなくなります!

将来自分が気になって見返したときに、そのページに何が書かれているかパット見て分かるようにした方が良いです!

なんでもかんでもノートに放り込まない

勉強をしたことをノートに書くとき「アレも大事、コレも大事」となんでもかんでも書いてしまうのはやめましょう!
なんでもかんでもノートに放り込むと、ただの講義の議事録だったりテキストの書き写しになってしまいます!

見返したときに学んだことの要約がノートに書かれているからこそ、ノートをつくる意味が出てきます!

「大事だとおもう中でさらに大事だとおもうもの」に絞ってノートに書き込むようにした方が良いです!

キレイさにこだわらない(自分が分かればOK)

細かく色を変えたり、とてもきれいな文章で、丁寧にノートをつくられている人をみかけます。
ただ、そういうノートは「他の誰かに見せるためのノート」のようにおもいます!

大学のときにそういうノートをつくっている人がいて、授業に一回も出ずにその人のノートをコピーさせてもらって単位を取ったことがありますww
しかもその人より私の方が成績は良かったですww

こんな話をしておきながらなんですが・・・ノートは自分のためにつくるものです!
書いたノートを見返したときに「自分が分かればOK」なのです!

ノートのキレイさにこだわるよりも
「将来の自分がこのノート見て勉強したことを思い出せるか?」
その一点にこだわった方が良いです!

単語ばかりを並べない

小さなノートで書くスペースが少ないからといって、単語ばかり並べたノートにしてはいけません!

単語ばかり並んだノートは、あとで見返したときに「あれ?この単語の意味ってなんだっけ?」てなります!

単語の意味を調べるためにテキストを見返すのでは、ノートをつくる意味がありません!

一言で表す言葉にしたり、数式を書いたり、図を書いたりして、
将来の自分が見たときにノートだけで意味が分かるようにした方が良いです!

ヘタでもいいから図も描く

文章ばかりだとダラダラと書かれていて読み返したくもなくなります!

それに
文章だと長くなってしまうことでも、図にすると端的にまとめられることはけっこうあります!

ノートに書き込む図はヘタでもいいです!
ヘタくそな絵でもいいです!
なぜなら自分しか見ないんですからww
たとえ棒人間であっても歪んだ形であっても、自分が分かればそれでいいです!

百聞は一見に如かずではないですが、図がもたらす情報量はかなりなものです!

難しそうな本でも挿絵や図があると理解がしやすくなるように、ノートでも図や絵がある方が理解がしやすくなります!

文章を多用するより、図や絵をおおく入れるようにした方が良いです!

将来の自分が見ることを想定して書く

将来の自分というのは「勉強が一通り終わったあとの自分」ということです!

一通りの勉強が終わった自分を、いちど想像してみてください!

一通り理解できていることを、くどくど書かれていたら見る気がうせませんか?
サラッと復習したいときに、どこに何が書いてあるか分からないノートを見ようとしますか?
気になったことを思い出したいときに、まわりくどい説明が書いてあったら見ますか?

「一通り勉強し終わったあとに、このノートをわたしは見るのかな?」
このことを想像してノートをつくるように心掛けた方が良いです!

効果的なA6ノートの使い方

ここまでA6ノートの利点とつくり方についてお話ししてきました。

でも一番重要なのは「つくりっぱなしにしない」ということです!

せっかく整理してまとめたノートも作って終わりではもったいないです!
つくったノートは「活用してなんぼ!」です!

ここでは私がやっていた「A6ノートをつくったあとにしたこと」をお話しします!

「後から分かったこと」も追記する

ノートに最初に書き込みをしたあとに、勉強していて分かったことが出てくることは当然あります!

そんなときには最初に書いたページを開いて、そこに新しく分かったことを追記していきます!

この追記をするだけでも立派な勉強になります!

なぜなら「このことあそこに書いたよな」って記憶を呼び起こすことをしたり、
過去に勉強したときのページを振り返ることで学習の反復にもなります!

それに、最初に書いたことに追記していけば「要点をまとめあげたノート」が完成にどんどん近づいていきます!

試験が近づいてくるにつれて重たいテキストを見なくてもノートを見返せば済むようにもなるので、勉強がどんどん身軽になっていきます!

先ほどもお話ししましたが、
あとからの追記ができるように最初に書き込みするときにはできるだけ余白を取っておくことが大切です!

後から「間違ってたことが分かった」ときは訂正する

最初に自分が重要だとおもって書いていたことが、勉強していくとさほど重要でもなかったと分かることもあります!

とくに勉強はじめの頃に書き込んだものは、書き込んだときの解釈が間違ってたということもあります!

こういった「あとから間違ってたことが分かった」というものも、そのページを開いて訂正していきます!

ノートを開いて間違いを訂正しているときも、立派な勉強になります!

「あのときなんで間違って覚えちゃったのかな?」という振り返りもできます!

自分がその単元を本当に理解できているかを測る指標にもなるので、あとから間違いに気づいたら積極的に訂正していきましょう!

「あれってなんだっけ?」と忘れかけたときにノートを見る

勉強が後半に差し掛かってくると、ノートに書き込まれた内容もかなり充実していきます!

それと同時に勉強してから日が空いてきて、忘れかけてくるものが出てくるのもこの時期です!

そんなときに「あれ?あの言葉ってどんな意味だっけ?」ということが、ふと頭をよぎることがあります!

そんなときこそA6ノートの出番です!

「テキストを開くまでもないけど、なんかモヤモヤする」という悩みはその場で解決するのが一番です!

A6ノートにはその悩みを解決してくれるノウハウがギッシリ詰め込まれています!

気になったときにはA6ノートを見てスッキリ解決することで、晴れ晴れとした気持ちを維持していくことができます!

本番のときの「お守り」として持っていく

わたしの中では「本番のときにお守りになった」というのがA6ノートの一番の活用法でしたww

試験会場でふと不安にかられてテキストを見返す人を見かけますが、わたしとしてはアレは逆効果になるので極力避けたいです!
逆効果になる理由は、本番前に開いたページに引っ張られて他のことが思い出せずらくなるからです!

それでも一級建築士の試験ともなると「やっぱ見ようかな」という不安の方が勝ちそうになります!

そんなときに「テキストよりA6ノートを見ればモヤモヤがスッキリする」という想いがその不安を払拭してくれて、テキストもA6ノートも見ることなく、無事に学科突破することができました!

わたしには「試験のときにテキストを見返さないお守り」でしたが、
あなたにとっては「これだけやったんだからわたしはやれる!!」という自信につながるかも知れません!

お守り代わりにこのA6ノートを持って臨めば、きっとご利益はあるものだと、私は信じています!

まとめ

今日は「問題の早解き・ポイントの整理に役立つA6ノートまとめ」についてお話ししてきました!

A6ノートをつくるメリットは次の3つです!

A6ノートをつくるメリット
  1. 頭の中が整理できる
  2. 自分なりの重要ポイントが見えてくる
  3. 自分なりのキーワードが抽出できる

このA6ノートをやみくもに作っても意味がありません!

わたしがノートづくりに大事だとおもうポイントは、次の9点です!

A6ノートづくりのポイント9選
  1. なるべく早い段階からノートを作りはじめる
  2. 科目ごとにノートを分ける
  3. 何冊になってもいいから薄いノートに書く
  4. 小さい字でビッシリ書かない(余白をつくる)
  5. なんでもかんでもノートに放り込まない
  6. キレイさにこだわらない(自分が分かればOK)
  7. 単語ばかりを並べない
  8. ヘタでもいいから図も描く
  9. 将来の自分が見ることを想定して書く

一番大事なポイントは最後の「将来の自分が見ることを想定して書く」です!
正直この最後のポイントさえおさえられれば、ほかは無視してもらってもOKですww

せっかく作ったノートを活用しないのは非常にもったいないです!

わたしが効果的だとおもうノートの活用法は、次の4つです!

A6ノートの活用法4選
  1. 「後から分かったこと」も追記する
  2. 後から「間違ってたことが分かった」ときは訂正する
  3. 「あれってなんだっけ?」と忘れかけたときにノートを見る
  4. 本番のときの「お守り」として持っていく

本番のお守り代わりになったのは、わたしにとって「このノートつくって本当に良かった」と思える出来事でした!

一級建築士の勉強は範囲も広くて大変です!

しかし、範囲が広くて大変だからこそ、あなたの頭の中を「なるべくシンプル」にしておくことが合格に一番近づけることになると本気でおもっています!

頑張ってください!

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