土地家屋調査士試験は、不動産の表示登記を専門とする国家資格で、毎年多くの受験者が挑戦する注目の試験です。
法律や測量の専門知識が求められますが、その分、取得すれば独立開業や転職など、キャリアの幅が広がる魅力的な資格でもあります。
この記事では、受験に必要な手続きや注意点、スケジュールについて詳しく解説しますので、これから挑戦しようと思っている方はぜひ参考にしてください。
受験資格

土地家屋調査士試験に受験資格の制限はありません。
年齢、学歴、職歴にかかわらず、誰でも受験可能です。
受験要件が免除される資格

以下の条件に該当する方は、申請により一部試験科目が免除されます。
- 昨年度の筆記試験合格者:今年度の筆記試験が免除
- 測量士、測量士補、一級建築士、二級建築士:午前の部の試験が免除
- 法務大臣の認定を受けた方:午前の部の試験が免除
試験免除者が必要な書類

- 筆記試験免除者:昨年度の口述試験受験票(原本とその写し1通)
- 午前の部免除者:資格を証明する書類(原本とその写し1通)
※申請書類に不備があると受理されないことがありますので、提出前に再確認しましょう。
受験時に必要な書類と注意点

- 土地家屋調査士試験受験申請書(1)、(2)
- 写真票
- 筆記試験受験票
- 写真(縦4.5cm×横3.5cm)
- 受験手数料8,300円分の収入印紙
※氏名・生年月日は戸籍記載と一致するように正確に行ってください。不備があると受理されません。
受験申込までの流れと注意点

- 受験申請書等の入手(7月上旬~): 法務局・地方法務局で直接入手、または郵送で取り寄せ可能です。
- 必要書類の準備(7月中旬までに完了がおすすめ): 証明書や写真など、不備のないように準備しましょう。証明書のコピーを取っておくと安心です。
- 受験申込期間(7月下旬(月)~8月上旬(金)):
- 窓口申請:土日祝を除き、午前9時~12時/午後1時~5時まで受付。
- 郵送申請:8月上旬(金)の消印まで有効(書留郵便を推奨)。
- 申請書類の提出先:
- 試験場の所在地を管轄する法務局・地方法務局の総務課へ提出
- 郵送時は書留郵便で提出
※申請後の試験地変更は原則不可のため、申し込み前に試験地の場所やアクセス方法も確認しておきましょう。
受験料と納付期限

- 金額:8,300円
- 納付方法:収入印紙を申請書に貼付
- 納付期限:受験申請期間内(7月下旬(月)~8月上旬(金))
写真サイズと注意点

- サイズ:縦4.5cm×横3.5cm(パスポートサイズ)
- 注意点:
申請書類の提出先と注意点

- 窓口持参:筆記試験を受験する会場の法務局または地方法務局の総務課へ提出
- 郵送:同じく試験地を管轄する法務局に書留郵便で送付
- 筆記試験免除申請者:口述試験会場を管轄する法務局の総務課へ提出
注意点:
試験内容(筆記・口述)

試験は、筆記試験と口述試験の2段階で構成されます。
どちらも不動産の表示に関する登記に必要な知識が問われます(民法、登記手続、筆界、調査・測量など)
具体的には下記の内容になります。
筆記試験の内容
口述試験の内容
試験日程・時間(筆記・口述)

試験当日の持ち物(筆記・口述)

筆記試験の持ち物
口述試験の持ち物
試験当日の注意点(筆記・口述)

※試験場では生活騒音や室温などにも十分な配慮がありますが、必要に応じて自衛策(薄手の上着など)も検討しておきましょう。
合格発表(筆記・口述)

筆記試験の合格発表
※合格発表ページの確認方法も、あらかじめ把握しておくと安心です。
口述試験の合格発表
土地家屋調査士試験の申込から合格発表までには、半年以上にわたるスケジュール管理が必要です。
申込段階からゆとりをもって、スムーズな準備と申請を進めましょう。
おすすめの受験対策講座

土地家屋調査士試験は、合格率が10%程度と難関試験のひとつでもあり、独学だけではなかなか厳しい試験です。
そのため、受験対策講座がほぼ必須といえます。
資格試験についての記事を書き続けてきた私として、土地家屋調査士試験のオススメ講座は2つあります。
それが「東京法経学院」と「アガルート」です。
【東京法経学院】 | 【アガルート】 | |
---|---|---|
【料金】 | 152,600~611,700円 | 162,800~393,800円 |
【合格実績】 ※令和6年度 | 合格者全体の占有率:75.8% | 受講生の合格率:63.64% 4年連続で1位合格者を輩出 |
【講義スタイル】 | 通学/通信を選択可 | 通信のみ |
【質問】 | 可 | 可 |
【カウンセリング】 | – | オプション選択可 |
地道に確実に取りにいきたいなら「東京法経学院」

土地家屋調査士で有名校と言えば、東京法経学院です!
「一級建築士なら総合資格、土地家屋調査士なら東京法経学院」くらい超有名です!
長年の指導実績のある講師陣による丁寧な授業、試験対策ノウハウが余すとこなく活かされた教材で、着実に受講生を合格へと導いています!
20名以上の講師が在籍する層の厚さと、その講師陣の知識と経験が掛け合わされた教材はまさに一級品と言っても過言ではないでしょう!
そして、圧倒的な合格実績がそれらを裏付けています!
直近の令和6年度では、全合格者505名のうち東京法経学院合格者はなんと383名!
実に75.8%という高い合格占有率を打ち出しています!
合格者の約7割を輩出するってすごくないですか!?
ただ、
テキストが白黒だったり講義がホワイトボードに板書していくスタイルだったりと、講座スタイルが若干地味ではあります。
しかし、見た目の派手さはないにしても提供される教材や講義の質はとても高いです!
白黒のテキストも学習の中で自分色に染めていけるため、講座を一通り終えるときには世界にひとつしかない自分オリジナルのテキストが完成します!
地道に確実に合格に近づきたい人にとっては、東京法経学院はとてもおすすめです!

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毎年合格占有率7割強の実績を誇る名門校
東京法経学院の公式サイトはこちら!
東京法経学院の実際の利用者の声を
こちらの記事で紹介しています!
通信講座で高い実績を誇る「アガルート」

アガルートアカデミーは、司法試験など法律系の難関国家資格を得意とする通信講座です!
権利関係に直結して様々な法律にからむ土地家屋調査士試験は、アガルートの得意ジャンルです!
直近の令和6年度の土地家屋調査士試験においても63.64%という高い合格率を打ち出しています!
これは全国平均の約6倍という驚異的な数字です!
しかも4年連続で1位合格者を輩出しているというのも驚きです!
アガルートの土地家屋調査士講座でこれだけの実績をあげている裏には、超人気講師である中山講師の存在があります。

中山講師は、独学で全国1位に輝いた実力を持ち、楽しく分かりやすい講義に定評があります。
実際の合格者の声でも「中山先生の講義はテンポがいい」「先生ご自身が楽しそうに講義をされている」「メリハリがあって分かりやすい」といったコメントが溢れています。
アガルートの最大の特徴は、中山講師自身の合格経験をもとに初学者でも理解しやすいように法律知識を噛み砕いて解説する講義と、これまでの受講者からの質問も踏まえて網羅的につくられたテキストです。
さらに、複素数計算や定規の使い方など、他では学べない実務的なテクニックも習得でき、試験本番でのスピードと正確性を高めることが可能です。
学習の導入段階では、全体像を把握するための導入講義が用意されており、合格から逆算した無駄のない学習計画を立てることができます。
また、講義はチャプターごとに分かれており、9段階の倍速設定が可能なため、通勤や家事の合間などのスキマ時間を活用して効率的に学習を進めることができます。
サポート体制も充実しており、定期カウンセリングや質問制度、ホームルームなどを通じて、学習の不安や疑問を解消し、モチベーションを維持することができます。
さらに、2025年5月からは「バーチャル校舎」がスタートし、オンライン上での自習室やゼミ、相談ブースなど、通学制予備校に匹敵する学習環境が提供されます。

講義は全て収録された動画講義であるため、通学が難しい人には特におすすめです!
合格特典の「全額返金」も見逃せない魅力です!
おすすめな講座なので一度チェックしてみてください!
アガルートの実際の利用者の声を
こちらの記事で紹介しています!
まとめ

今日は、受験に必要な手続きや注意点、スケジュールについて解説してきました。
土地家屋調査士試験に受験資格の制限はありません。
年齢、学歴、職歴にかかわらず、誰でも受験可能です。
以下の条件に該当する方は、申請により一部試験科目が免除されます。
- 昨年度の筆記試験合格者:今年度の筆記試験が免除
- 測量士、測量士補、一級建築士、二級建築士:午前の部の試験が免除
- 法務大臣の認定を受けた方:午前の部の試験が免除
受験申込までの流れは以下のとおりです。
- 受験申請書等の入手(7月上旬~): 法務局・地方法務局で直接入手、または郵送で取り寄せ可能です。
- 必要書類の準備(7月中旬までに完了がおすすめ): 証明書や写真など、不備のないように準備しましょう。証明書のコピーを取っておくと安心です。
- 受験申込期間(7月下旬(月)~8月上旬(金)):
- 窓口申請:土日祝を除き、午前9時~12時/午後1時~5時まで受付。
- 郵送申請:8月上旬(金)の消印まで有効(書留郵便を推奨)。
- 申請書類の提出先:
- 試験場の所在地を管轄する法務局・地方法務局の総務課へ提出
- 郵送時は書留郵便で提出
※申請後の試験地変更は原則不可のため、申し込み前に試験地の場所やアクセス方法も確認しておきましょう。
試験日程は以下のとおりです。
筆記試験の合格発表
※合格発表ページの確認方法も、あらかじめ把握しておくと安心です。
口述試験の合格発表
土地家屋調査士試験の申込から合格発表までには、半年以上にわたるスケジュール管理が必要です。
申込段階からゆとりをもって、スムーズな準備と申請を進めましょう。
応援してます!
頑張ってください!
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