2026年版【土地家屋調査士】申込手順と注意点を解説

スキルアップ

土地家屋調査士試験は、不動産の表示登記を専門とする国家資格で、毎年多くの受験者が挑戦する注目の試験です。

法律や測量の専門知識が求められますが、その分、取得すれば独立開業や転職など、キャリアの幅が広がる魅力的な資格でもあります。

この記事では、受験に必要な手続きや注意点、スケジュールについて詳しく解説しますので、これから挑戦しようと思っている方はぜひ参考にしてください。

令和8年度(2026年度)の試験申込が公表されましたので、そちらも追記しておきます!

受験資格

土地家屋調査士試験に受験資格の制限はありません。
年齢、学歴、職歴にかかわらず、誰でも受験可能です。

受験要件が免除される資格

以下の条件に該当する方は、申請により一部試験科目が免除されます。

  • 昨年度の筆記試験合格者:今年度の筆記試験が免除
  • 測量士、測量士補、一級建築士、二級建築士午前の部の試験が免除
  • 法務大臣の認定を受けた方午前の部の試験が免除

受験者の9割以上が測量士補などの資格を取得して、午前免除の状態で「午後の部からスタート」しているといわれています。

勉強時間の短縮になるのはもちろん、午後の部に一点集中で試験に臨めるのは大きいです。
(午前から受けるのは体力も集中力も削られますしね)

建築士資格をもっている人なら、その時点で大きなアドバンテージになります。
実際にわたしも、一級建築士に合格したときに同じ資格学校のメンバーと「次は土地家屋狙っちゃおう是!」って盛り上がってましたww

もちろん測量士や測量士補がある人も同じですが、要件を満たしてない人でも「まずは測量士補をサクッと取ってから土地家屋調査士を狙う」と段階を踏むのもコスパの良い戦略です!

建築士の製図試験みたく免除回数に制限はないので、午後の部だけに勉強を集中できる土台を築くことができます。

測量士補を取るなら、別記事で紹介していますが「アガルートの測量士(補)講座」が周りでも評判が良くておすすめです。

試験免除者が必要な書類

試験免除を受けようとする人は、それぞれの免除要件に応じて、下記のいずれかの書類を用意しておく必要があります。

  • 筆記試験免除者:昨年度の口述試験受験票(原本とその写し1通
  • 午前の部免除者:資格を証明する書類(原本とその写し1通

申請書類に不備があると受理されないことがありますので、提出前に再確認しておきましょう。

受験時に必要な書類と注意点

受験するときは、下記の書類を用意して、期日までに提出または郵送する必要があります。

  • 土地家屋調査士試験受験申請書(1)、(2)
  • 写真票
  • 筆記試験受験票
  • 写真(縦4.5cm×横3.5cm)
  • 受験手数料8,300円分の収入印紙

※氏名・生年月日は戸籍記載と一致するように正確に行ってください。不備があると受理されません。

各書類の注意点などは、次の「受験申込までの流れと注意点」でお話ししていきます。

受験申込までの流れと注意点

  1. 受験申請書等の入手(7月上旬~): 法務局・地方法務局で直接入手、または郵送で取り寄せ可能です。
  2. 必要書類の準備(7月中旬までに完了がおすすめ): 証明書や写真など、不備のないように準備しましょう。証明書のコピーを取っておくと安心です。
  3. 受験申込期間(7月下旬(月)~8月上旬(金)):
    • 窓口申請:土日祝を除き、午前9時~12時/午後1時~5時まで受付。
    • 郵送申請:8月上旬(金)の消印まで有効(書留郵便を推奨)。
  4. 申請書類の提出先:
    • 試験場の所在地を管轄する法務局・地方法務局の総務課へ提出
    • 郵送時は書留郵便で提出

申請後の試験地変更は原則不可のため、申し込み前に試験地の場所やアクセス方法も確認しておきましょう。

【2026年度の申込日程】
受験申請書の配布期間:7/1(水)~8/7(金)の9:00~17:00
※土・日・祝日を除く
受験申請書の提出期間:7/27(月)~8/7(金)
※持込の場合は、土・日を除く9:00~12:00及び13:00~17:00
※郵送の場合は、8/7(金)の消印まで


受験料と納付期限

  • 金額:8,300円
  • 納付方法:収入印紙を申請書に貼付
  • 納付期限:受験申請期間内(7月下旬(月)~8月上旬(金))

写真サイズと注意点

  • サイズ:縦4.5cm×横3.5cm(パスポートサイズ)
  • 注意点:
    • カラー写真限定
    • 無帽、正面、背景なし、上半身が写ったもの(申請前6か月以内
    • メガネ使用者は着用状態で撮影
    • 不適当な写真は差替えを求められることがあります

申請書類の提出先と注意点

  • 窓口持参筆記試験を受験する会場の法務局または地方法務局の総務課へ提出
  • 郵送同じく試験地を管轄する法務局に書留郵便で送付
  • 筆記試験免除申請者口述試験会場を管轄する法務局の総務課へ提出

注意点:

  • 提出書類は返還されません。
  • 申請後に住所等が変わった場合は、速やかに届け出をする。
  • 8月下旬(金)までに筆記試験受験票が届かない場合は法務局に連絡をする。

試験内容(筆記・口述)

試験は、筆記試験口述試験の2段階で構成されます。

どちらも不動産の表示に関する登記に必要な知識が問われます(民法、登記手続、筆界、調査・測量など)

具体的には下記の内容になります。

筆記試験の内容

  • (1) 民法に関する知識
  • (2) 登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む。)及び審査請求の手続に関する知識
  • (3) 筆界(不動産登記法(平成16年法律第123号)第123条第1項第1号に規定する筆界をいう。)に関する知識
  • (4) 土地及び家屋の調査及び測量に関する知識及び技能であって、次に掲げる事項
    • ア 土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な測量
    • イ 作図(縮図及び伸図並びにこれに伴う地図の表現の変更に関する作業を含む。)
  • (5) その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

口述試験の内容

  • (2) 登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む。)及び審査請求の手続に関する知識
  • (5) その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

「試験内容についてもっと詳しく知りたい」という人は、別記事「土地家屋調査士試験の科目・配点・出題傾向まとめ」もあわせてお読みください。

試験日程・時間(筆記・口述)

  • 筆記試験:10月下旬(日)
    • 午前の部:9時30分~11時30分(9時15分までに着席)
    • 午後の部:13時00分~15時30分(12時45分までに着席)
  • 口述試験:翌年1月下旬(木)
    • 時間は受験票に記載

【2026年度の試験日程】
筆記試験:10月18日(日)
口述試験:2027年1月21日(木)

試験当日の持ち物(筆記・口述)

筆記試験の持ち物

  • 筆記試験受験票
  • 筆記具:黒インクのペン、万年筆、ボールペン、インク、鉛筆(BまたはHB)、消しゴム
  • 製図用具:三角定規、コンパス、スケール、分度器
  • 計算用具:電卓(プログラム機能なし)またはそろばん

口述試験の持ち物

  • 口述試験受験票
  • 黒インクのペンまたはボールペン

試験当日の注意点(筆記・口述)

  • 試験監督員の指示に従うこと(トラブル回避のためにも重要です)
  • 遅刻注意:規定時間までに入室しないと受験できません
  • 電子機器類の使用不可(携帯電話、スマートウォッチなど)
  • 六法全書等の図書使用不可
  • 筆記試験では:
    • 多肢択一式は鉛筆(BまたはHB)
    • 記述式は黒インクの万年筆またはボールペン(読めない文字は採点対象外)
  • キャップ付きペットボトルのみ持ち込み可
  • 試験時間中の途中退室不可
  • 体調不良などがある場合は試験監督員に申し出ましょう

※試験場では生活騒音や室温などにも十分な配慮がありますが、必要に応じて自衛策(薄手の上着など)も検討しておきましょう。

合格発表(筆記・口述)

筆記試験の合格発表

  • 発表日:翌年1月上旬(水)午後4時
  • 発表方法:
    • 法務局または地方法務局で掲示
    • 法務省ホームページに掲載
    • 合格者には口述試験受験票を発送

※合格発表ページの確認方法も、あらかじめ把握しておくと安心です。

口述試験の合格発表

  • 発表日:2月中旬(金)午後4時
  • 発表方法:
    • 法務局または地方法務局で掲示
    • 法務省ホームページに掲載
    • 官報にて合格者の受験番号・氏名を公告

土地家屋調査士試験の申込から合格発表までには、半年以上にわたるスケジュール管理が必要です。
申込段階からゆとりをもって、スムーズな準備と申請を進めましょう。

【2026年度の合格発表】
筆記試験:2027年1月6日(水)16:00
口述試験:2027年2月15日(月)16:00

合格率の推移

合格者数は例年400~500人程度で推移しており、合格率は9〜11%前後で推移しています。

直近5年間の推移を表にまとめました。

年度受験者数合格者数合格率
令和7年度4,824人489人10.14%
令和6年度4,589人505人11.00%
令和5年度4,429人428人9.66%
令和4年度4,404人424人9.62%
令和3年度3,859人404人10.47%

合格基準点の推移

合格するためには、択一式基準点・記述式基準点・合格点の3つをクリアしないといけません。

直近5年間の推移を表にまとめました。

年度択一式基準点
(平均点)
記述式基準点
(平均点)
合格点
令和7年度37.5点
(32.03点)
32.5点
(27.24点)
76.0点
令和6年度37.5点
(33.5点)
31.5点
(26.3点)
78.0点
令和5年度35.0点
(31.8点)
29.0点
(23.7点)
72.0点
令和4年度37.5点
(33.2点)
34.0点
(28.1点)
79.5点
令和3年度32.5点
(30.3点)
30.5点
(25.7点)
73.5点

「どのくらい難しい試験なの?」「ほかの資格と比べて難易度は?」と気になる人は、別記事「土地家屋調査士の難易度は?合格率・偏差値・他資格との位置づけ」で詳しく解説していますので、こちらもご覧になってみてください。

おすすめの受験対策講座

土地家屋調査士試験は、合格率が10%程度と難関試験のひとつでもあり、独学だけではなかなか厳しい試験です。

そのため、受験対策講座がほぼ必須といえます。

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4年連続で1位合格者を輩出
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権利関係に直結して様々な法律にからむ土地家屋調査士試験は、アガルートの得意ジャンルです!

直近の令和6年度の土地家屋調査士試験においても63.64%という高い合格率を打ち出しています!
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アガルートの最大の特徴は、中山講師自身の合格経験をもとに初学者でも理解しやすいように法律知識を噛み砕いて解説する講義と、これまでの受講者からの質問も踏まえて網羅的につくられたテキストです。
さらに、複素数計算や定規の使い方など、他では学べない実務的なテクニックも習得でき、試験本番でのスピードと正確性を高めることが可能です。

学習の導入段階では、全体像を把握するための導入講義が用意されており、合格から逆算した無駄のない学習計画を立てることができます。
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まとめ

今日は、受験に必要な手続きや注意点、スケジュールについて解説してきました。

土地家屋調査士試験に受験資格の制限はありません。
年齢、学歴、職歴にかかわらず、誰でも受験可能です。

以下の条件に該当する方は、申請により一部試験科目が免除されます。

  • 昨年度の筆記試験合格者:今年度の筆記試験が免除
  • 測量士、測量士補、一級建築士、二級建築士午前の部の試験が免除
  • 法務大臣の認定を受けた方午前の部の試験が免除

受験申込までの流れは以下のとおりです。

  1. 受験申請書等の入手(7月上旬~): 法務局・地方法務局で直接入手、または郵送で取り寄せ可能です。
  2. 必要書類の準備(7月中旬までに完了がおすすめ): 証明書や写真など、不備のないように準備しましょう。証明書のコピーを取っておくと安心です。
  3. 受験申込期間(7月下旬(月)~8月上旬(金)):
    • 窓口申請:土日祝を除き、午前9時~12時/午後1時~5時まで受付。
    • 郵送申請:8月上旬(金)の消印まで有効(書留郵便を推奨)。
  4. 申請書類の提出先:
    • 試験場の所在地を管轄する法務局・地方法務局の総務課へ提出
    • 郵送時は書留郵便で提出

申請後の試験地変更は原則不可のため、申し込み前に試験地の場所やアクセス方法も確認しておきましょう。

【2026年度の申込日程】
受験申請書の配布期間:7/1(水)~8/7(金)の9:00~17:00
※土・日・祝日を除く
受験申請書の提出期間:7/27(月)~8/7(金)
※持込の場合は、土・日を除く9:00~12:00及び13:00~17:00
※郵送の場合は、8/7(金)の消印まで

試験日程は以下のとおりです。

  • 筆記試験:10月下旬(日)
    • 午前の部:9時30分~11時30分(9時15分までに着席)
    • 午後の部:13時00分~15時30分(12時45分までに着席)
  • 口述試験:翌年1月下旬(木)
    • 時間は受験票に記載

【2026年度の試験日程】
筆記試験:10月18日(日)
口述試験:2027年1月21日(木)

筆記試験の合格発表

  • 発表日:翌年1月上旬(水)午後4時
  • 発表方法:
    • 法務局または地方法務局で掲示
    • 法務省ホームページに掲載
    • 合格者には口述試験受験票を発送

※合格発表ページの確認方法も、あらかじめ把握しておくと安心です。

口述試験の合格発表

  • 発表日:2月中旬(金)午後4時
  • 発表方法:
    • 法務局または地方法務局で掲示
    • 法務省ホームページに掲載
    • 官報にて合格者の受験番号・氏名を公告

【2026年度の合格発表】
筆記試験:2027年1月6日(水)16:00
口述試験:2027年2月15日(月)16:00

土地家屋調査士試験の申込から合格発表までには、半年以上にわたるスケジュール管理が必要です。
申込段階からゆとりをもって、スムーズな準備と申請を進めましょう。

応援してます!

頑張ってください!

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