一級建築士を活かして稼ぐ方法8選!転職・副業・独立を徹底比較

建築系キャリアアップ

こんにちは!

リーマン建築士の「たけし」です!

今日のテーマは

一級建築士を活かして稼ぐ方法8選!
転職・副業・独立を徹底比較

一級建築士を取ったのに、給料がぜんぜん上がらない・・・

資格を活かして、もっと賢く稼ぐ具体的な方法を知りたい!

そんな悩みをかかえている人も多いとおもいます!

わたしはハウスメーカー勤務なので一級建築士手当も3万円ともらっているほうではありますが、それでも「一級建築士ならもっと稼げないの!?」っておもう気持ち痛いほどよくわかりますww

資格は持っているだけでは宝の持ち腐れ。それをどう武器として使うかが勝負です。

今日は、一級建築士を活かして稼ぐ方法を「転職」「副業」「独立」の3方向からガッツリとおはなししていきますね!

この記事を読み終える頃には、あなたにとって最高にコスパの良い稼ぎ方がハッキリ見えているはずです!

それでは、さっそくおはなししていきますね!

一級建築士を活かして稼ぐ方法8選|早見表

「一級建築士は食えない」なんて言われることもありますが、そんなことはありません。

厚生労働省のデータでも平均年収は550万〜700万円程度とされていますが、活かし方次第では年収1,000万円以上を狙うことも十分可能です。

まずは、今回紹介する8つの方法を網羅した早見表で全体像をつかんでください!

方法カテゴリ収入目安難易度向いている人
①大手ゼネコン・組織設計事務所へ転職転職700万〜1,000万円超実務経験があり年収重視で環境を変えたい人
②デベロッパー・不動産会社へ転職転職800万〜1,200万円程度中〜高設計以外のマネジメント業務に興味がある人
③CAD・図面作成の副業副業1件5,000〜5万円程度本業の合間にスキマ時間で稼ぎたい人
④確認申請・省エネ計算などの外注業務副業1件1.5万〜15万円程度実務経験があり専門性を活かしたい人
⑤個人向け住宅相談・間取りコンサル副業1件数千円〜数万円程度低〜中施主対応や住宅設計の経験がある人
⑥資格・建築系ブログ運営(アフィリエイト)副業月数千円〜数十万円
(個人差が非常に大きい)

(時間がかかる)
文章を書くのが苦でなく、コツコツ継続できる人
⑦設計事務所として独立開業独立変動大
(数百万〜1,000万円超)
経営・営業も含めて挑戦したい人
⑧建築コンサル・デューデリジェンス業務独立/副業450万〜1,200万円程度
(案件・雇用形態による)
専門性と経験を高付加価値な業務に転換したい人

【転職編】一級建築士を活かして年収を上げる方法

①大手ゼネコン・組織設計事務所への転職で年収アップを狙う

一級建築士は組織設計事務所のキャリア採用において、応募要件または優遇条件になっているケースがほとんどです。

特に大手ゼネコンでは、年収700万〜1,000万円超になるケースも珍しくありません。

組織設計事務所も同様に高水準で、意匠・構造・設備・監理といった専門領域を明確に持っていることや、公共プロジェクトの経験が転職市場で高く評価される傾向にあります。

「実際にどんな求人があるの?」と気になる人は、建設業に特化した求人サイトを利用するのが手軽に情報収集ができていいです。

建設業界を幅広く探せる求人サイトでは「建設JOBs」がおすすめで、別記事で「建設JOBsの口コミ記事」も書いています。
施工管理に特化して探したい人には「施工管理求人ナビ」がいいとおもいます。こちらも別記事で「施工管理求人ナビの口コミ記事」を書いています。

一方で、大手ゼネコン・組織設計事務所は激務になりやすい環境でもあります。

年間の実労働時間が他産業より長い傾向があるというデータもあるため、「年収」と「働き方」のバランスを見て検討することが重要です。

②デベロッパー・不動産会社など異業種への転職

設計・施工監理の実務経験を活かして、デベロッパーや不動産会社のマネジメント職・企画職へ転職する道もあります。

企画・販売・管理を主軸に収益を上げているデベロッパー系企業では、建築士としての技術知識を「現実的な判断ができるマネジメント人材」として評価されやすく、プロジェクト全体を統括するポジションでは年収800万〜1,200万円程度のレンジも視野に入ります。

また、わたしのいる住宅業界では一級建築士はかなり重宝されていて、資格手当やその後のキャリアへの大きなプラス要因になります。このことについては、別記事「建築士資格はゼネコンより「ハウスメーカー」が有利な理由とメリットを解説!」で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

ただし、設計者としてのキャリアから「設計統括責任者」「所長」「部門長」といったマネジメント側への役割転換が求められるため、設計そのものよりもプロジェクト全体のリスク管理・予算執行に興味がある人向けの選択肢です。

転職で年収を上げるなら押さえておきたいポイント

  • 資格手当の有無・金額は会社によって差が大きいため、転職前に必ず確認する
  • 一級建築士は「監理技術者」としての需要もあり、施工管理系の求人でも評価されやすい
  • 年収データはあくまで平均・中央値であり、個人の経験・専門性・役職によって大きく変動する

【副業編】一級建築士を活かして本業以外で稼ぐ方法

③CAD・図面作成のクラウドソーシング案件

クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスでは、CADトレースや図面作成の案件が日常的に発注されています。

相場としては、図面トレースが1件5,000円〜1万5,000円程度建築平面図の新規作成では延床面積や階数に応じて1枚あたり1万5,000円〜5万円程度が目安です。

時給制の案件では、建築系CADオペレーターで時給1,000円〜1,500円、専門性が高い案件では時給2,000円〜3,000円程度のケースもあります。

本業の合間に取り組みやすく、資格がなくても対応可能な案件も多いため、副業の入り口としてはハードルが低い方法です。

④確認申請・省エネ計算などの外注業務

建築物省エネ法に基づく外皮性能計算・一次エネルギー消費量計算の代行は、専門性を活かせる副業として近年ニーズが高まっています。

住宅の場合、外皮計算(UA値計算)が1件1万5,000円〜4万5,000円程度一次エネルギー消費量計算が1件1万5,000円〜4万円程度両方をセットで依頼すると6万円〜が目安です。

非住宅(オフィス・店舗等)の場合はより複雑になるため、8万円〜15万円程度が相場とされています。

2025年4月の省エネ基準適合義務化以降、この分野の外注ニーズはさらに拡大しています。

たけし
たけし

実際に、わたしの勤務しているハウスメーカーでも、それまでZEHを利用するお宅だけ外注で一次エネ計算などを外注してましたが、適合義務化以降は新築するすべてのお宅で外注業務が発生しています。

確認申請業務についても、実務経験があれば個人で請け負うルートがありますが、後述する建築士事務所登録の要否には注意が必要です。

クラウドワークスには建築確認申請というジャンルはありませんが、プロフィール上で「確認申請業務の対応が可能」と明記しているワーカーもいるので、こうしたプラットフォームを入り口にしてみるといいでしょう。

⑤個人向け住宅相談・間取りコンサルティング

施主向けに「間取り相談」「住宅の第三者チェック」といったコンサルティングサービスを提供する副業も広がっています。

単発の相談であれば1件数千円〜数万円、間取りプランの提案まで含めると数万円程度が相場になるケースが多いです。

ただし、この副業を行う際に必ず押さえておくべき注意点があります。
それは「建築士事務所登録」の要否です。

建築士法第23条により、報酬を得て「設計」「工事監理」を業として行う場合は、個人であっても建築士事務所登録が必要です。

「間取りの相談に乗ってアドバイスするだけ」であれば設計行為には該当しない可能性がありますが、実際に間取り図・プランを作成して有償で提供する場合は「設計」に該当し、無登録での実施は建築士法違反(1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)となるリスクがあります。

建築士事務所登録を行うには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 建築士(1級・2級・木造いずれか)の資格を有していること
  • 3年以上の設計・工事監理の実務経験があること
  • 所定の管理建築士講習を修了していること(管理建築士として登録する場合)
  • 事務所となる場所が確保されていること

登録手数料は都道府県により異なりますが、東京都の場合で一級建築士事務所は18,500円程度、登録の有効期間は5年間です。

会社員として本業を持ちながら副業で事務所登録を行う場合、管理建築士は「専任(常勤)」であることが求められるため、副業として個人で間取り作成の報酬を受け取る場合は、事務所登録の要否や勤務先の副業規定について事前に確認することを強くおすすめします

「相談・アドバイスの範囲にとどめる」「有資格者が在籍する事務所と提携して受託する」といった形で、法律上のグレーゾーンを避ける工夫が必要です。

個人向け住宅相談・間取りコンサルティングの入り口としては、ココナラなどのスキルマーケットプラットフォームが最適です。
そこで実績を積み上げていってから事務所登録をして本格的にスタートするほうが、失敗するリスクを抑えることにもつながります。

⑥ブログ運営(資格・建築系)

自身が保有する資格や建築業界の知見を活かして、ブログ・アフィリエイトサイトを運営する方法もあります。

「一級建築士 転職」「二級建築士 仕事内容」といった専門性の高いキーワードは、一般的なブログジャンルと比べて競合が資格予備校や公式サイトに限られやすく、実務者・有資格者が書く一次情報の価値が評価されやすいジャンルです。

収益の実態としては、正直に言うと個人差が非常に大きい世界です。

NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の調査では、アフィリエイト収入が月1,000円未満の人が全体の約4割を占める一方、月3万〜20万円稼いでいる層も1割強存在します。

中央値で見ると月1,000〜5,000円程度というのが一般的なブログ全体の実態ですが、専門ジャンルは1件あたりの成果報酬単価が高いため、ほかの雑記ブログと比べて少ないアクセス数でも収益化しやすい傾向があります。

ただし、軌道に乗るまでには相応の時間がかかります。

ブログ開設から収益が出るまで1年以上かかるケースが多いというデータもあり、即効性のある副業ではなく、中長期でコツコツ育てる資産型の副業と捉えるのが現実的です。

たけし
たけし

実際にわたしも、毎月の収入がある程度安定するまで3年ほどかかりました。

逆に言えば、これまで転職・独立で紹介してきた①〜⑤・⑦⑧のような専門知識をコンテンツ化できるため、実務経験にプラスして「他にはない自分だけの強み」がある一級建築士ほど他のブロガーに対する優位性を築きやすい分野とも言えます。

無料ブログと有料ブログ(WordPress)がありますが、最初から有料ブログで始めるほうが費やした時間が検索上でのパフォーマンス向上につながりやすく、運営側の都合でそれまで作成してきた記事がパーになるリスクを避けることができます。

WordPressでブログを始めるなら、「ConoHa WING」がパソコンに詳しくない人でもブログ立ち上げまでの労力がほかと比べて圧倒的に少ないのでおすすめです。
ちなみに、わたしが初めて立ち上げたこのブログもConoHa WINGです。


【独立編】一級建築士を活かして開業・独立する方法

⑦一級建築士事務所を開業する

独立して個人の設計事務所を開業する場合も、⑤と同様に建築士事務所登録が前提になります。

管理建築士になるには、建築士資格に加えて3年以上の実務経験と管理建築士講習の修了が必要です。

開業自体の登録費用は数万円程度と大きくありませんが、事務所の運営には安定した集客力・営業力が不可欠であり、軌道に乗るまでの収入の波が大きいのが実情です。

成功すれば会社員時代よりも大幅な収入アップが期待できる一方、景気や個人の営業力によって収入が大きく変動するリスクもあります。

実力・実績を積んだうえで、資金計画とセットで検討するのが現実的です。

また、一級建築士というだけで開業するのは相当な人脈やスキルがないと開業後に受注が取れないリスクが高いです。
そうしたリスクを減らすには「資格の掛け合わせ」でほかとの差別化を図るのも有効な手段だとわたしはおもいます。

せっかく苦労して取得した一級建築士を活かした資格を、別記事「一級建築士を取得すると「取りやすくなる資格」オススメ5選」で紹介していますので、こちらもぜひ読んでみてください。

⑧建築コンサル・デューデリジェンス業務で専門性を収益化する

不動産の売買や証券化の際に建物の物理的・法的な状態を調査する「デューデリジェンス業務」は、一級建築士の専門性を高付加価値な形で収益化できる分野です。

求人ベースでは年収450万〜900万円程度のレンジが多く見られますが、PM/CM(プロジェクトマネジメント/コンストラクションマネジメント)業務まで含めて実力主義で評価される環境では、年収850万〜1,200万円程度を提示するケースもあります。

設計・施工監理とは異なるスキル(不動産評価の視点、法令調査、レポーティング能力)が求められるため、未経験からいきなり参入するのは難しい分野ですが、実務経験を積んだ一級建築士にとっては、独立後の顧問業務や副業案件としても展開しやすい領域です。

また、建築コンサルを目指すなら、一級建築士のほかに「技術士」の資格も併せて持たないとこの業界では通用しにくいです。

技術士資格は、このブログでもたびたび取り上げている「スタディング」にも講座があり、別記事「スタディング「技術士」の評判は?利用者の声から分かった実態調査を解説!」で口コミを紹介しているのでぜひご覧になってみてください。

独立して成功する人・失敗する人の違い

  • 成功する人
    設計力に加えて営業力・人脈形成力を持っている、専門領域(省エネ・耐震・デューデリジェンス等)に特化している
  • 失敗する人
    技術力だけに頼り営業活動を後回しにする、資金計画が甘く軌道に乗る前に運転資金が尽きる

転職・副業・独立、自分に合った方法の選び方

ここまで紹介した8つの方法は、それぞれ収入の伸びしろ・リスク・必要な時間が異なります。

「年収を確実に上げたいのか」
「本業を続けながら収入源を分散させたいのか」
「時間はかかっても将来的に大きく稼ぎたいのか」

いずれかによって、最適な選択肢は変わってきます。

まずは自分がどのタイプに近いかを確認し、そこから該当する方法の解説を読み返してみてください。

タイプおすすめの方法理由
安定重視・まずリスクを抑えたい人①転職(ゼネコン・組織設計事務所)雇用の安定性を保ちながら年収アップを狙える
本業を続けながら収入源を増やしたい人③④⑤副業会社員としての安定を維持しつつ、スキマ時間で収入を積み上げられる
中長期でコツコツ資産を積み上げたい人⑥ブログ運営すぐには稼げないが、育てば資格記事は長く安定した収入源になる
マネジメント志向・大きな裁量を求める人②デベロッパー転職/⑧デューデリジェンス設計以外の高付加価値業務で専門性を発揮できる
経営志向・将来的に大きく稼ぎたい人⑦独立開業リスクは大きいが、成功すれば収入の上限がない

よくある質問

Q
一級建築士の資格だけで独立できますか?
A

資格を取得しただけでは開業できません。
建築士事務所登録には3年以上の実務経験と管理建築士講習の修了が必要です。

Q
一級建築士の副業は会社にバレますか?
A

副業の形態や勤務先の就業規則によります。
特に間取り作成などで建築士事務所登録が必要になるケースでは、事務所への常勤性が問われるため、副業として行える範囲かどうかを事前に確認する必要があります。
就業規則で副業が禁止・制限されている場合は、事前に会社に相談することをおすすめします。

Q
一級建築士が転職で年収1,000万円を狙うことは可能ですか?
A

十分可能です。大手ゼネコンの管理職や設計部長クラス、デベロッパーのマネジメント職、デューデリジェンス・PM/CM業務などでは年収1,000万円を超えるケースがあります。
ただし、資格の保有だけでなく、実務経験・マネジメント能力・専門性の掛け合わせが評価される点に注意してください。

Q
副業で間取り作成を請け負う場合、必ず建築士事務所登録が必要ですか?
A

報酬を得て設計行為(間取り図・プランの作成)を業として行う場合は、原則として建築士事務所登録が必要です。
単なる相談・アドバイスにとどめるか、登録済みの事務所と提携する形で受託するなど、法律上の位置づけを事前に確認してから始めることを強くおすすめします。


まとめ

一級建築士を活かして稼ぐ方法は、大きく分けて「転職」「副業」「独立」の3方向があります。

  • 安定して年収を上げたいなら、まずは①②の転職から検討する
  • リスクを抑えて収入源を増やしたいなら、③④⑤⑥の副業から始める
  • 将来的に大きく稼ぎたいなら、⑦⑧の独立・専門コンサル業務を視野に入れる

どの方法にも共通して言えるのは、「資格を持っているだけ」ではなく、実務経験・専門性・マネジメント能力をどう掛け合わせるかが収入を左右するということです。

特に副業・独立を検討する際は、建築士事務所登録をはじめとした法律上のルールを事前に確認したうえで、無理のない範囲から始めることをおすすめします。

一級建築士の明るい姿を後世にも見せれるように一緒に頑張っていきましょう!

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