”建築”施工管理技士　取得するメリットと将来性を解説！

こんにちは！

リーマン建築士の「たけし」です！

そんな方におすすめなのが『建築施工管理技士』という国家資格です。

建築現場における施工管理のプロフェッショナルとして、年収アップや転職成功、独立・起業まで目指せる将来性の高い資格です。

この資格は、現場をまとめる責任あるポジションを任される力の証明であり、取得することで年収アップや転職成功のチャンスも広がる、まさに「キャリアの武器」となる資格です。

建築業界で長く活躍していきたい方に特におすすめです。

今回は、1級・2級建築施工管理技士の共通メリットと、さらに1級独自のメリット、そして将来性について、わかりやすく解説します。

建築施工管理技士の資格で得られる5つのメリット

建築施工管理技士の資格で得られるメリットは、次の5つです。

1. 技術力と信頼性の証明になる

建築施工管理技士は国が認める国家資格であり、建築工事の施工管理に関する専門知識と実務経験があることを客観的に証明できます。

また、企業や取引先からの信頼性が高まり、仕事の獲得やキャリアアップにつながります。

実際、資格があることで「この人なら安心して任せられる」と大きな工事を任されることもあります。

2. 年収アップが期待できる

資格手当が支給される企業が多く、基本給のアップにも期待できます。

任せられる工事の規模が大きくなることで、より高い報酬を得る機会が増えます。

建築施工管理技士の平均年収は、一般的な給与所得者よりも高い傾向にあります。
特に1級建築施工管理技士の場合、年収460～550万円程度、大学卒の場合は750万円程度を見込めることがあります。

3. 転職市場で圧倒的に有利

建設業界は今、深刻な人手不足です。
その中でも、建築施工管理技士のような施工管理系の有資格者は特に貴重な存在です。

転職市場において、建築施工管理技士の資格は非常に高く評価され、好条件の求人に応募できる可能性が高まります。

実際に「資格を持っているだけで転職がスムーズに決まった」という声も多く、好条件・高待遇の求人に出会いやすくなります。

さらに、50代や60代でも活躍できる求人が多いため、長く働き続けられる職種です。

4. 現場で活かせるスキルが身につく

資格取得の学習を通じて、施工管理に関する幅広い知識や技術を習得できます。

特に、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理など、工事全体を統括する実践的な知識を幅広く習得できます。

そのため、現場の責任者や管理職など、より重要な役職に就く道が開け、将来のステップアップにもつながります。

5. 企業側にも大きな価値がある

企業は有資格者の存在を経営事項審査（公共工事を受注する際に必要な評価）で有利に活用でき、競争力が高まります。

そのため、「資格を取ってくれたら手当を支給」「受験費用を補助する」など、会社全体で応援してくれるケースも増えています。

有資格者が増えることで、営業所を増やしたり、担当できる現場の数を増やしたりできるため、事業拡大に貢献します。

「1級」ならではのメリット

1級建築施工管理技士を取得すると、よりスケールの大きな仕事に携わるチャンスが一気に増えます。

特に次のようなメリットがあります。

◎大規模工事の責任者になれる

1級建築施工管理技士は、監理技術者・主任技術者として、請負金額に制限なく、あらゆる規模の建築工事の責任者となることができます。

特定建設業者が元請けとなる大規模工事（建築一式工事で7,000万円以上、その他で4,500万円以上）では、監理技術者の配置が義務付けられており、その職務に就けるのは1級建築施工管理技士のみです。

まさに、現場の司令塔として活躍できる存在です。

◎最上級の国家資格であることの信頼

1級建築施工管理技士は、建築工事の施工管理資格の中で最上級の資格であり、高い専門性と実務能力を兼ね備えていることを証明できます。

高い専門性と実務経験を兼ね備えていることを証明できるため、企業からも高く評価されます。

◎独立・起業も現実的になる

施工管理技士として独立することは十分に可能であり、特に1級資格があれば、請け負える現場の幅も広がり案件を獲得しやすい環境をつくれます。

また、法人として起業する場合、2級以上の施工管理技士が最低2名、1級建築施工管理技士が1人必要となります。

法人化して自分の会社を持つ場合、1級施工管理技士の在籍が必須条件になることもあるため、起業を視野に入れている方にもおすすめです。

建築施工管理技士の年収は？

資格を目指すにあたって「どのくらい稼げるのか？」といった年収についても気になるところですよね。

ここでは、建築施工管理技士の年収について、いくつかトピックを分けて解説していきます。

平均年収は500万〜630万円前後

建築施工管理技士の平均年収は、おおよそ500万円から630万円程度です。

これは全国平均と比べても高めの水準で、安定感があると言えるでしょう。

ただし、勤め先の規模によっても大きく差が出ることもあり、大手ゼネコンなどでは年収700万円以上、ベテランになると1000万円超えも珍しくありません。

1級取得で年収アップのチャンス

資格には「1級」と「2級」がありますが、年収アップを狙うなら断然1級の取得を目指すべきです。

1級を持つ人の中には、年収700万円〜1000万円以上を得ている人も少なくありません。

さらに、大手ゼネコンなどに勤めることで、より高収入も可能になります。

経験と実績が収入を押し上げる

年齢や経験年数も重要な要素です。

例えば、55歳〜59歳の建築施工管理技士の平均年収は約796万円というデータもあります。

現場での経験やスキルがそのまま収入に反映されるため、地道な努力と実績の積み重ねが大きな意味を持ちます。

都市部勤務や資格手当も魅力

都市部、特に東京や大阪などの大都市では、地方と比べて基本給が高い傾向にあります。

また、資格を持つことで月3000円〜1万円程度の手当がつくケースもあり、こうした小さな積み重ねが年収アップにつながっていきます。

他の資格との年収比較

建築施工管理技士の年収（平均500万〜630万円）を、他の代表的な資格と比較してみました。

資格名	平均年収（目安）	備考
不動産鑑定士	約710万円	不動産の専門家として活躍
一級建築士	約644万円	建築設計のプロフェッショナル
建築施工管理技士	約500万〜630万円	現場経験が収入に直結
社会保険労務士	約520万〜700万円	独立開業で年収アップも可能
薬剤師	約530万円	医療系国家資格
看護師	約480万円	安定した需要あり
測量士	約450万円	土地・建物の測量に関わる
保育士	約320万円	社会的意義は高いが収入は控えめ

こうして見ると、建築施工管理技士は中堅〜高水準の年収帯に位置しており、特に1級取得や大手勤務でさらに上を目指せるのが魅力です。

建築施工管理技士の将来性は？

建設業界は、インフラの老朽化による更新需要や、新規建設の継続により、今後も施工管理の需要は高いと予想されています。

AIやロボット技術の導入が進む一方で、複雑な現場での判断力や多様な関係者とのコミュニケーション能力は、引き続き人間の施工管理技士に求められる重要なスキルです。

インフラの老朽化や防災対策の需要に加え、AIやロボット導入ではカバーしきれない現場判断力・対人スキルが求められる職種であることから、今後も人材需要が高まる職種です。

国土交通省の発表でも、2025年以降も建築施工管理技士の役割は減らないとされており、安定して長く働き続けられる職業といえるでしょう。

建築施工管理技士は、将来も安定して働ける仕事として今まさに高い注目を集めています。

資格取得に向けておすすめな『独学サポート』

建築施工管理技士を独学で目指す人も多いと思います。

しかし、しっかりと理解してないと書けない記述問題があるなど、やみくもに参考書を解いていくだけでは合格できない資格でもあります。

独学でも効率よく合格を目指したい人には『独学サポート』がおすすめです。

独学サポートがおすすめな理由は、施工管理技士試験対策に特化した特長があるからです。

独学サポートの特長は、次の４つです！

すべてのコースに「記述添削サービス」がある

冒頭でも書きましたが、2次試験における経験記述のウェイトはとても高いです！

稚拙に見られないための文章表現や、採点官に伝わりやすくする文章構成も大事になってきます！

問われたことに対して自分の言葉で的確に回答するためには、それなりに訓練が必要です！

もちろん、専門用語や数値を積極的に用いることも大切です！

こうした試験用の文章を完成させていくには、第三者に添削してもらうことが一番です！

添削をしてもらうことで、試験解答としてどこが不足しているかを可視化することができます！

独学サポートでは、すべてのコースで添削サービスがついています！

一発合格の可能性を高めるためにも、この添削サービスはおすすめです！

添削は5回まで受けられる

経験記述は、当たり前ですが自分が経験したことを記述します。

どこかの参考書に書いてあることをモロパクリすれば、毎年膨大な数をとチェックしている試験官にいとも簡単に見抜かれてしまいます！

そのためには、

1. まずは自分で文章を考える
2. それを自分の言葉で書き上げる
3. 書き上げた文章を添削してもらう

この繰り返しによって、オリジナリティのある試験用の文章というものが完成していきます！

何度か添削を繰り返すことで、どんな設問に対しても自分の言葉で回答できる応用力も身についていきます！

独学サポートでは、どのコースでも５回まで添削してもらうことができます！

経験記述のテーマは毎年おおむね決まっているので、添削は5回もあれば十分です！

質問サービスもある

添削をしてもらったけど分からないことや疑問におもったことを質問して回答してくれるサービスも付随しています！

質問は無制限にできるので、ちょっとでも気になったら積極的に質問しましょう！

試験本番で出される設問に柔軟に答えていくためには、自分なりの言葉で書けるようにすることが必要不可欠です！

そのために質問サービスはフル活用するべきだとおもいます！

オプションとして「作文作成代行サービス」がある

独学サポートの一番の特長とも言えるのが「作文作成代行サービス」です！

作文作成代行サービスとは、工事経験が少なく経験記述を作り上げる自信がない人や、経験記述の作文をつくっていく充分な時間と労力を持てない人のためのオプションサービスです。

試験で毎年どれか出題される基本4管理項目［施工計画・工程管理・安全管理・品質管理］に対応しています！

工事経験が少ない人や文章が苦手な人の助けになります！

近年の出題傾向の変化に対応し、さらに万全を期すために使うこともおすすめです！

コース内容と料金

独学サポートが提供しているコースは、基本サービスである『独学サポート』とオプションサービスである『作文作成代行DX』『厳選教材セット』この組み合わせとなっています。

各コースと料金をまとめたのが下の表です！

【コース】	【料金】
フルサポートDXコース (基本+ｵﾌﾟｼｮﾝ①+ｵﾌﾟｼｮﾝ②)	9,800＋9,800＋4,600 ＝24,200円
オプションDXセット (基本+ｵﾌﾟｼｮﾝ①)	9,800＋9,800＋300(送料) ＝19,900円
厳選教材セット (基本+ｵﾌﾟｼｮﾝ②)	9,800＋4,600 ＝14,400円
基本サービス (基本)	9,800＋300(送料) ＝10,100円

まとめ

今日は、建築施工管理技士を取得するメリットと将来性についてお話ししてきました。

資格のメリットと将来性をまとめると、次のようになります。

建築業界でステップアップしたい方にとって、建築施工管理技士の資格はまさに「一生モノのキャリア資産」に成り得るものです。

まずは資格取得に向けて準備を進めてはいかがでしょうか。