こんにちは!
リーマン建築士の「たけし」です!
H29年度に学科・製図ともに一発合格したわたしが「やってよかった」ということを紹介していきます。
今日のテーマは
使えそうな要点記述ワード(建築計画編 後編)
今日は、以前書いた記事「製図の「要点記述」を書きやすくするコツ」の続編記事を書いていこうと思います!
要点記述の問題で、
何か使いまわしできそうな記述はないかな
書くときのヒントになるような言葉はないかな
そんなふうに考えている方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、
「使えそうな要点記述ワード」についてお話ししていきたいと思います。
要点記述は毎年、下のような構成で出題されています↓
- 「建築計画」に関する記述
- 「パッシブデザイン」に関する記述
- 「構造計画」に関する記述
- 「設備計画」に関する記述
そのうち
「建築計画」については、主に
- 周辺環境
- アプローチ・動線
- ゾーニング
- 要求室の配置・形状
- 吹抜
- バリアフリー
の6点がよく出題されます。
そこで今日は、この6点のうち
- 要求室の配置・形状
- 吹抜
- バリアフリー
の3点についてそれぞれ「使えそうな要点記述ワード」をとりあえず10個ずつ紹介していきます!
このブログを読んだ感想をコメント欄で是非おしえてください!
皆さんとともにこのブログをつくりあげていきたいです!
要求室の配置・形状
「要求室の配置・形状」は、”眺望配慮””空間演出””セキュリティ””アクセス””バリアフリー配慮”など様々なシチュエーションが考えられます。
- ・・・は、眺望に配慮し、建物・・・側に計画した
- ・・・は、眺望の良い・・・側に開口部を積極的に計画し、豊かな室環境となるよう配慮した
- ・・・は、十分な日射を確保するため、南側に配置した
- ・・・・は、・・・階の・・・側に配置し、落ち着きのある空間となるよう配慮した
- ・・・は、整形な平面形状とし、室利用の柔軟性に配慮した
- ・・・は、見通しの良い整形な平面形状とし、室利用者の安全に配慮した
- ・・・の受付は、エントランスホールを見渡す位置に計画し、セキュリティに配慮した
- エントランスホールは各室へのアクセスに配慮し、建物中央に計画した
- 各居室はエレベータホールを中心に配置し、アクセスしやすい計画とした
- EVホールの正面に・・・を配置し、車いす利用者の動線に配慮した
吹抜
「吹抜」は定番的に出題されます。
”パッシブデザイン”に絡めたり、”建物内部空間の繋がり”に絡めたりすることが多いです。
- ・・・上部に吹抜を計画し、明るく開放性のある豊かな室内空間とした
- ・・・上部に吹抜を計画し、連続性のある内部空間とした
- (勾配屋根の最上階で)・・・は勾配屋根を利用した傾斜天井とし、開放性のある豊かな室内空間とした
- エントランスホールの吹抜は各部門が接する配置とし、建物内部構成が分かりやすい計画とした
- ・・・は吹抜に面する配置とし、開放性のある豊かな室内空間とした
- ・・・は吹抜に面する配置とし、他室との連続性のある空間とした
- 吹抜のある・・・は、眺望の良い・・・側に計画し、良質な景観を積極的に取り込む計画とした
- 吹抜は整形な平面形状とし、開放性と連続性のある空間となるよう配慮した
- 吹抜上部には開閉式のトップライトを設け、採光と通風を確保した
- 建物中央の吹抜上部にはトップライトを設け、建物内部が明るい空間となるよう配慮した
バリアフリー
「バリアフリー」に関しては、主に”車いす利用者”に対しても使いやすいことをアピールする場面だと思います。
できれば誘導基準にも絡めて記述したいところです。
- 建物内の床は、段差のない計画としてバリアフリーに配慮した
- 通路は、ゆとりある幅を計画し、車いす利用者も利用しやすい通路幅とした
- 多機能便所を各階に計画し、施設利用者の利便性に配慮した
- メインエントランスの出入口の幅は十分な幅を確保し、車いす利用者もスムーズに通行できるように配慮した
- ・・・はEVホール正面に計画し、バリアフリーに配慮した
- EVホールは十分な広さを確保し、車いす利用者が転回しやすい計画とした
- 浴室の床スラブは、周囲より200mm下げて計画し、防水層の仕上げも含めて段差ができないように配慮した
- 利用者用の階段は、誘導基準に適合した幅・踏面・蹴上で計画した
- スロープの勾配は1/16とし、自走式の車いす利用者にも利用しやすい計画とした
- スロープには手摺りを配置し、滑りにくい床材を採用することで、安全性に配慮した
「建築計画」に使えそうな要点記述ワードのまとめ
ここまで「建築計画」に使えそうな要点記述ワードについてお話ししてきました。
建築計画のなかで、
「周辺環境」は、
- 周囲の環境とのアクセス
- 周辺からの流入
- 周囲の環境の取り込み
- 周囲の環境に対する配慮
について書きました
「アプローチ・動線」は、
- 車と人の動線の分離
- 利用者と管理者の動線の分離
- 車いす利用者のアクセスのしやすさ
- 避難時の動線
について書きました
「ゾーニング」は、
- 部門をまとめて計画
- 階を分けて計画
- ドライとウェットエリアの分離
- 上下足エリアの分離
について書きました
「要求室の配置・形状」は、
- 眺望配慮
- 空間演出
- セキュリティ
- アクセス
- バリアフリー配慮
について書きました
「吹抜」は、
- パッシブデザインに絡めたもの
- 建物内部空間の繋がりに絡めたもの
- 吹抜の活かし方
について書きました
「バリアフリー」は、
- 段差がない
- 車いす利用者への配慮
- 共用部への配慮
について書きました
出題のされ方は例年少しずつ変化します。
わたしの書いた一例を参考に、是非皆さんのレパートリーを増やしていけるようにしていってください!!
応援してます!!
頑張ってください!!
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