こんにちは!
リーマン建築士の「たけし」です!
H29年度に学科・製図ともに一発合格した自分が「やってよかった」ということを紹介していきます。
今日のテーマは
もう迷わない!
「構造部材」の主要寸法
製図試験の建物で重要になってくるのが「構造部材の寸法」です!
構造部材の寸法は、
- 平面図を描く時の”柱”や”壁”
- 断面図を描く時の”梁”や”スラブ”
- 要点記述のときの”各構造部材の寸法”
ありとあらゆる場面で必要になってきます!
そこで今日は、これだけ頭に入れておけば十分な「構造部材の主要寸法」についてお話ししていきたいと思います!
自分が頭に入れていた「構造部材の主要寸法」は下の8つです!
- 柱
- 大梁
- PC梁
- 小梁
- 片持ち梁
- スラブ
- 耐力壁
- 基礎スラブ(べた基礎)
順番にお話ししていきます!
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柱
柱のサイズは2通りだけ頭に入れました
- 通常の柱
- PC梁のときの柱
それぞれお話しします
通常の柱
ここで言う「通常の柱」とは、「スパン10mまで」で使う柱です!
サイズは、「700mmx700mm」です!
このサイズはある程度ゆとりをみた寸法なので、
要点記述でも「柱にかかる応力に対して、ゆとりある寸法で計画した」のように記述できます!
”PC梁を受ける”柱
PC梁(プレキャストコンクリート梁)を受ける柱の場合は、
「800mmx800mm」に”サイズアップ”します!
PC梁を受ける柱の注意点は、
- 作図のときに、うっかり”通常の柱と同サイズ”で描かない
- 作図のときに、うっかり”PC梁でスッ飛ばすはずの柱”を描かない
作図のときの”うっかり”を防ぐことです!
対策としては、
エスキス用紙でわかるようにしておくことです!
自分の対策方法を図解で解説します!
①PC梁を、点線で示す↓
②PC梁を受ける柱を、丸で囲う↓
③PC梁でスッ飛ばす柱に、✖印をつける↓
こうすることで、作図のときの”うっかり”を防げます!
大梁
大梁のサイズは、「スパンの長さによって」「”梁せい”が変わる」と覚えました!
ちなみに、
梁幅は、スパンによらず500mm で覚えました!
スパン6~8m
「スパンが6~8m」のときの大梁のサイズは、「500mm(梁幅)x800mm(梁せい)」です!
スパンの1/10の梁せいを基本とするので、ゆとりある寸法になります!
つまり!
要点記述にも書ける内容のサイズということです!!
スパン9m
「スパンが9m」のときの大梁のサイズは、「500mm(梁幅)x900mm(梁せい)」です!
スパン10m
「スパンが10m」のときの大梁のサイズは、「500mm(梁幅)x1000mm(梁せい)」です!
PC梁
PC梁のサイズは、
- 「スパン11~12m」
- 「スパン13~16m」
の2通りを覚えました!
ちなみに、PC梁であっても
梁幅は、スパンによらず500mm で覚えました!
PC梁を使うときの「注意点」
柱のところでもお話ししましたが、
「PC梁を受ける柱はサイズアップする」ことを忘れないように気をつけましょう!!
スパン11~12m
「スパンが11~12m」のときのPC梁のサイズは、
「500mm(梁幅)x1000mm(梁せい)」です!
スパン13~16m
「スパンが13~16m」のときのPC梁のサイズは、
「500mm(梁幅)x1200mm(梁せい)」です!
小梁
小梁のサイズも、「スパンの長さによって」「”梁せい”が変わる」と覚えました!
ちなみに、
梁幅は、スパンによらず300mm で覚えました!
スパン5mまで
「スパンが5mまで」のときの小梁のサイズは、「500mm(梁幅)x500mm(梁せい)」です!
スパンの1/12以上の梁せいを基本としています!
つまり!
要点記述に「小梁においては、梁せいを1/12以上確保し・・・」のように書ける内容のサイズということです!!
スパン6~7m
「スパンが6~7m」のときの小梁のサイズは、「500mm(梁幅)x600mm(梁せい)」です!
スパン8m
「スパンが8m」のときの小梁のサイズは、「500mm(梁幅)x700mm(梁せい)」です!
片持ち梁
あんまり使う頻度は無いと思いますが、
「片持ち梁のときのサイズ」も念のため覚えておきました!
サイズは、「500mm(梁幅)x800mm(梁せい)」です!
「片持ちする長さは3m以下」という点に注意します!
スラブ
スラブは「厚さ」だけ覚えました!
スラブの厚さは、200mm です!
この厚さも、ゆとりある寸法なので、
要点記述に「たわみや振動を抑制するため、厚さを200mmで計画した」のように書けます!
耐力壁
耐力壁も「厚さ」だけ覚えました!
耐力壁の厚さは、200mm です!
基礎スラブ(べた基礎)
基礎スラブも「厚さ」だけ覚えました!
スラブの厚さは、400mm です!
「構造部材」の主要寸法 のまとめ
構造部材の主要寸法は
- 平面図
- 断面図
の両方の作図で関わってくるものです!
ただ、正直・・・
「1/200の答案用紙では、(”柱”以外で)100mmくらいの作図のズレはあまり分からない」ですww
(”柱”は、テンプレートを使うし目立つので、テンプレートで3.5mmと4.0mmを使い分けましょう)
なので、
「作図」については、
「厳密な寸法で描くのではなく」「それくらいの大きさの雰囲気」で描きましょう!!
几帳面にならず時間をかけないようにすることが大事です!
(ただし、”柱”は、サイズに合わせてテンプレートを使い分ける)
それと、
「要点記述」で書けるようにするために「寸法」は頭に入れておきましょう!
製図試験で使える構造部材の主要なものの寸法を”ざっくり”お話ししてきました!
この”ざっくり”と覚えることが、頭の整理にもなります!
皆さんのお役に立てたらうれしいです!
頑張ってください!!
応援してます!!
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