こんにちは!
リーマン建築士の「たけし」です!
今日のテーマは
「二級建築士」資格でできること・メリットを分かりやすく解説!

二級建築士になると、どんなことができるの?

資格のメリットについて知りたい!
そんな疑問にお応えしていきたいと思います!
この記事を読んで二級建築士のことをざっくり掴んでいただけたら嬉しいです!
二級建築士ができること

二級建築士になるとできることは
- 一定規模の建築物の「設計」と「工事監理」ができる
- 請負契約前の「重要事項説明」ができる
ざっくりこの2つがあります!
二級建築士が建築できる範囲

二級建築士が建築できる範囲は、
- 「すべての構造」で、高さ13m以下 かつ 軒高9m以下
- 「木造」は、500㎡以下
- 「木造の”一般”建築物」は、1,000㎡以下まで可能
(木造の平屋の”一般”建築物なら、無制限) - 「木造の”特定”建築物」は、500㎡以下まで
- 「鉄骨やRC造など」は、300㎡以下
- 「鉄骨やRC造など」は、”一般”建築物でも”特定”建築物でも、同じ300㎡以下まで
ざっくり言うとこんな感じです!
ちなみに
”特定”建築物とは、学校・病院・劇場・百貨店といった不特定多数の人が利用する公共性の高い建築物のことです!
”一般”建築物とは、”特定”建築物以外のことです!
試験元である建築技術教育普及センターの公式サイトでは、下のような表であらわされています!

上記の表で、黄色い部分が二級建築士で建築できる範囲をあらわしています!
この表からも分かるように、二級建築士はおもに一般住宅規模がメインとなります!
建築できる範囲の「設計」ができる

二級建築士になると、この建築できる一定規模範囲の建築物の「設計」ができるようになります!
設計とは、その者の責任において設計図書(建築物の建築工事実施のために必要な図面および仕様書)を作成することです!
※参照 建築士法第二条5項
部下や下請けに設計図書の一部を指導監督をして作成させる行為も、建築士法上の設計として扱われます!
ハウスメーカーの設計や、住宅など小規模建築物を扱う設計事務所では、必要な資格となります!
建築できる範囲の「工事監理」ができる

二級建築士になると、この建築できる一定規模範囲の建築物の「工事監理」もできるようになります!
工事監理とは、その者の責任において工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することです!
※参照 建築士法第二条6項
ハウスメーカーの工事監督や、住宅など小規模建築物を扱う工事店では、必要な資格となります!
請負契約前の「重要事項説明」ができる

注文住宅などの請負契約を結ぶ場合、事前に重要事項説明をしなければなりません!
この重要事項説明ができるのは、建築士の免許を持ったものになります!
重要事項説明には書面も必要で、その書面に説明する建築士の建築士番号や氏名を記載します!
請負契約による重要事項説明は、たとえ相手方が業者でも、省略することはできません!
注文住宅を扱うハウスメーカーや工務店では、営業系でも持っておいた方がいい資格となります!
重要事項説明は、2008年(平成20年)の法改正で義務化されたものです。
この改正は、2005年(平成17年)に起きた耐震偽装事件がきっかけとなっています。
法改正は、大きな事件がきっかけとなることがよくあります。
余談ですが、
建売住宅の場合は、請負契約ではなく売買契約になります。
売買契約の前に行う重要事項説明は、宅地建物取引士(宅建士)が行います。
売買契約の場合、相手方が業者なら重要事項説明を省略することができます。
この点ごちゃまぜになる人がいるので、しっかり整理しておきましょう!
二級建築士を取るメリット

二級建築士を取るメリットとして、次の2つがあります!
- 住宅のプロとして活躍できる
- デザイン設計事務所などを立ち上げれる
住宅のプロとして活躍できる

二級建築士は住宅にかかわる構造や法律の知識を持つ、まさに住宅のプロです!
設計も工事監理もできるため、住宅業界では非常に重要になってきます!
就職後のキャリアアップや職種を変えた働き方など、自身のキャリア形成の自由度を上げてくれます!
住宅を建てられるお客様からも「え?建築士!!プロじゃん!」といった見方をされますww
転職にも有利
二級建築士は住宅業界で重要視されるため、転職をする際にも有利にはたらきます!
募集職種にかかわらず「二級建築士歓迎」「二級建築士優遇」としている求人をよく見かけます!
二級建築士の資格があるだけで、転職先の選択幅が広がります!
住宅業界への転職なら、不動産業界に特化した転職エージェントがおすすめです!
これら3つのエージェントについて、
こちらの記事で詳しく書いています!
デザイン設計事務所などを立ち上げれる

二級建築士でも独立して事務所を開くことは可能です!
実際に二級建築士免許だけで開業されている人もいます!
特に多いのがデザイン設計事務所!
自分の理想の住まいを提案できる楽しさがあります!
クライアントを見つける力がある人は独立しても成功をおさめやすいです!
まとめ

二級建築士で建築できる範囲は次のとおりです!
「すべての構造」で、高さ13m以下 かつ 軒高9m以下
「木造」は、500㎡以下
「木造の”一般”建築物」は、1,000㎡以下まで可能
(木造の平屋の”一般”建築物なら、無制限)
「木造の”特定”建築物」は、500㎡以下まで
「鉄骨やRC造など」は、300㎡以下
「鉄骨やRC造など」は、”一般”建築物でも”特定”建築物でも、同じ300㎡以下まで
二級建築士ができることは次の3つです!
- 建築できる範囲の「設計」ができる
- 建築できる範囲の「工事監理」ができる
- 請負契約前の「重要事項説明」ができる
二級建築士を取るメリットとして、次の2つがあります!
- 住宅のプロとして活躍できる
- デザイン設計事務所などを立ち上げれる
二級建築士は住宅業界で活躍できる資格です!
転職にも有利にはたらきます!
二級建築士の試験についてはこちらの記事で詳しく書いています!
これから二級建築士を目指す方は是非見てみてください!
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