線引きのルール解説!法令集に「できる書き込み」「できない書き込み」を実例をまじえて解説!!

一級建築士試験 学科

こんにちは!

リーマン建築士の「たけし」です!

わたしはH29年度の学科試験で、

  • 【計画】16点/20点
  • 【環境】19点/20点
  • 【法規】25点/30点
  • 【構造】29点/30点
  • 【施工】19点/25点

総合計:108点/125点

で一発突破しました

このブログでは、

H29年度に学科・製図ともに一発合格した私が「やってよかった」ということを紹介していきます!

今日のテーマは

法令集に「できる書き込み」「できない書き込み」
を事例をまじえて解説!!

法令集への書き込みについて、

法令集への書き込みって、どこまでOKなの?

やりすぎて失格になったら困る・・・

初受験で分からないことだらけで、そんな不安をいだいている方も多いとおもいます!

そこで今日は、
「できる書き込み」「できない書き込み」について私が実際に書き込みしていた実例も踏まえて紹介していきます!

実例があることを知れば、不安解消のお役に立てるとおもいます!

たけし
たけし

まずはじめに法令集への書き込みについては、次の3つのことに気をつけることが大事です!

  • ルールを守って
  • シンプルに
  • 見やすく

その中でも

「書き込みのルールを守る」
これが一番大事です!

せっかく一生懸命書き込みしたとしても、ルール違反で使えなくなっては元も子もありませんからね!

これから法令集への書き込みをされる方、是非参考にしてみてください!

買った法令集そのものがOKか?をまずはチェック

意外に知られてないかもしれませんが、持ち込み可能な法令集って試験元から公表されています!

持ち込み可能な法令集はこちら⇩

「学科の試験」において使用が認められる法令集について』より抜粋
たけし
たけし

「総合資格学院」「日建学院」「TAC」「井上書院」など
有名どころの法令集を使っていれば問題ありません!

逆に
持ち込みできない法令集はこちら⇩

「学科の試験」において使用が認められる法令集について』より抜粋

「確認申請MEMO」や「図解建築法規」など、解説が付されているような法令集は持ち込みが禁止されています!

たけし
たけし

わたしは「総合資格学院」の法令集を使っていました!

\     /
法令集選びのポイントは、
こちらの記事で詳しく紹介しています!

試験元が示している『書き込みについての決まり事』

法令集への書き込みの決まり事についても、試験元がHPで公表しています!

▼試験元の公式ページはこちら▼


▼書き込みについての記載を抜粋したものがこちら▼

—–使用が認められる法令集の条件—–

学科Ⅲ(法規)の問題を解答する場合に限り、
次の1及び2の条件を満たす法令集の使用が認められます。

条件1.
条文等の順序の入替及び関連条文等の挿入を行っていないこと(条文等の省略は認められる)。

条件2.
次に掲げる簡単な書込み及び印刷以外に解説等を付していないこと。

イ.目次、見出し及び関連法令・条文等の指示(法令、章、節、条等の名称、番号及び掲載ページを限度とする)
ロ.改正年月日
ハ.アンダーライン(二重線、囲み枠含む)
ニ.○、△、×の記号

『「学科の試験」において使用が認められる法令集についてより抜粋
たけし
たけし

わたしが受験したH29年度よりも、書き込み可能な事例がより具体的に書かれていました!
なんか親切になりましたねww

試験元の公表している情報と、わたしの実例をまじえて、
「できる書き込み」「できない書き込み」をより詳しくお話ししていきます!

「できる書き込み」

「できる書き込み」については、試験元の「条件2」を参考にしましょう!

つまりは、

イ.
目次」「見出し」「関連法令」「条文」などの飛び先の指示
(タイトル、番号(法〇条、など)、掲載ページ、までが可)

ロ.
改正年月日

ハ.
アンダーライン(二重線、囲み枠含む)

二.
○、△、×の記号

この4つの条件が、書き込みできる内容ということです!

たけし
たけし

ただ、
ロ.の「改正年月日」なんて意味無いので、
ほかのイ.ハ.二.だけ見ていきます!

「目次」「見出し」「関連法令」「条文」などの飛び先の指示

『「学科の試験」において使用が認められる法令集についてより抜粋

関連する法令や条文への飛び先の指示は、書き込みOKです!

たけし
たけし

飛び先指示は、
「条文のタイトル」
「条文の番号(法〇条、など)」
「掲載されているページ数」
までです!

飛び先指示の実例はこちらです⇩

飛び先指示の実例

飛び先指示は、これ以上書き込むと解説とみなされて是正を求められかねないので注意しましょう!

インデックスで見出しをつくることもOK

書き込みだけではなく、「見出しインデックスをそのページに貼る」こともOKです!

たけし
たけし

総合資格学院のインデックスなら、上と横で分けて貼ることになります!
この方がインデックス同士が重なりずらくて見やすくなります!

インデックスを貼った実例

インデックスを自作することもOK

もちろんインデックスを自作することもOKです!

もしインデックスを自作される場合は、
「条文のタイトル」
「条文の番号(法〇条、など)」

ここまでにとどめておきましょう!

たけし
たけし

わたしの「自作インデックス」の実例はこちらです⇩

自作インデックスの実例

アンダーライン(二重線、囲み枠含む)

アンダーラインはもちろんOKです!

アンダーラインについては「二重線」でも「囲み枠」でもOKだよと、なんとまあ丁寧に言ってくれています!
(わたしのときはそんなに丁寧に書いてくれてなかったのに(泣))

ちなみに
「囲み枠ってなに?」と言う人のために、その実例を紹介しておきます!

たけし
たけし

目立たせたい文字を浮き上がらせるために「囲い枠」をつかった実例がこちら⇩

目立たせたい文字に「囲い枠」を使った実例

ほかにも

たけし
たけし

条文番号を目立たせるために「囲い枠」をつかっていました⇩

条文番号に「囲い枠」を使った実例(わたしの実例)

○、△、×の記号

〇や△や×といった記号も使うことができます!

わたしの受験したときにはこんな記載はありませんでしたが勝手に記号をつかっていました!
それでも是正を求められなかったということは、その当時からOKだったんでしょうねww

ただ、明確に「記号が使える」というのはメリットが多いです!

たけし
たけし

わたしは見逃しやすい文字を目立たせるために「記号」をかなり使っていました!

「文と文との繋がりや区切り」
「見落としそうな文字を浮き上がらせる」
こういったことに記号はとても役に立ちます!

ペンの色を分けることはOK

総合資格学院の『アンダーラインの引き方見本』でも「肯定文は赤・否定文は青」のように、色分けの指定がされています!

つまり、アンダーラインなどの色分けは自由ということです!

たけし
たけし

キーワードを色で見つけやすくする「色分け」はかなり有効です!

ただし、いろんな色を使っていたといっても、自分なりのルールに基づいた色分けをしています!

ルール決めができていない色分けは、条文を見つけにくくしてしまうので注意しましょう!

マーカーは(たぶん)OK

条文内の文字をマーカーで塗ることは(たぶん)OKです!

マーカーで塗るというのは、こんな感じのことです⇩

マーカーの実例

(たぶん)というのは、地方によってはNGかも知れないということです。
ですから、過去にその地域で受験された人から聞いてみてからやってください!

聞ける人がいなくて不安なら、フリクションでいざとなったら消せるようにしておくと良いでしょう!

ただ、ほかの人のブログでもマーカーしている事例は数多く出ているので、大半は大丈夫だとおもいます!

「できない書き込み」

「できない書き込み」は、条件1および条件2以外の書き込みです!

分かりやすくざっくり解説すると・・・

「ページや条文の入れ替え」をしてあるもの

「別のページコピー」が差し込まれたもの
(書き写したものも同じ)

図解などの「解説」が書き込まれたもの

記号を説明する「凡例」が書き込まれているもの

「早見表」となるもの

上記5つの書き込みは完全アウトです!

つまり、図解や解説を書き込んだり、別のページのコピーを貼り付けたり入れ替えたりすることは禁止されているということです!

法令集自体がこれらに抵触しないように、試験元が推奨している法令集を使うことも必要です!

「ページや条文の入れ替え」をしてあるもの

ページや条文を入れ替えて、関係する条文が近くにくるようにしてはダメです!

たとえば、法27条の近くに別表第1がくるように入れ替えたりすることです!

法令集のページや条文の並び替えはしないようにしましょう!

「別のページコピー」が差し込まれたもの(書き写したものも同じ)

別のページのコピーを関係する条文の近くに差し込むこともダメです!

もちろん、条文の書き写しであってもダメです!

『「学科の試験」において使用が認められる法令集について』より引用

図解などの「解説」が書き込まれたもの

解説が書き込まれたものもダメです!

『「学科の試験」において使用が認められる法令集について』より引用

「図解」や「数式」や「表」を書き込むことも、解説とみなされるのでダメです!

インデックスはタイトルと番号までにとどめる

「条文のタイトル」
「条文番号」
これ以外のことが書かれたインデックスは、解説とみなされるので避けましょう!

インデックスには余計なことは書かずに、シンプルな見出しだけにしておきます!

記号を説明する「凡例」が書き込まれているもの

記号を用いることは許されていますが、記号の意味を凡例をつかって説明することはダメです!

『「学科の試験」において使用が認められる法令集について』より引用

凡例を書いてしまうと、記号を使った早見表となってしまうのでアウトになります!

ただ裏を返せば、
凡例を書かずに「頭の中で記号の意味を覚えておく」のならOKということですww

頭の中で覚えておくためにも、記号の使い方もシンプルにしておく方が得策です!

「早見表」となるもの

関連条文が書かれている別のページをめくらずに、そのページだけで回答できるような早見表となる書き込みはダメです!

特に、別表第1への文字の書き込みは早見表として見られやすいので避けましょう!!

『「学科の試験」において使用が認められる法令集について』より引用

別表1に書き込みはダメだけど・・・

別表1に補足説明や判例などの書き込みをすることは、早見表にあたるので禁止されています!

これを裏読みすると「文字を書かない囲い枠とかならOK?」なのかも知れません。

ということは、別表1の枠をマーカーとか色ペンで囲うことは問題ないのでは?

たとえば・・・

たけし
たけし

こんな感じに
「色分けして囲うだけにしておいて、色分けの意味は頭の中に入れておく」
こういうのは許されるんじゃないかな~・・・なんておもったりしますww

ただ、これはかなりグレーです!!

指摘受けてしまったときに消せるようにフリクションで囲っておけばなんとかなるかもですww

法令集の書き込みチェックは、試験開始の直前に行われる

法令集の書き込みが条件通りにされているかどうかのチェックは、法規の試験直前に行われます!

注意事項の説明のあとに、試験官が受験生一人ずつ順番にチェックして回ります!

チェックがスムーズにいけば、たいがい試験開始前には終わるはずです!

ただ、微妙な書き込みしている受験生がいるとチェックに時間がかかり、
その後の人たちは試験中にチェック
されるタイムロスをくらうことになります!

微妙な書き込みをした受験生がもしも自分だった場合、
焦りと不安と恥ずかしさでとてつもない緊張状態に陥ってしまいます!

本番で余計な緊張をしないように、
書き込みやインデックスはルール通り仕上げていきましょう!

それに
ごちゃごちゃ書き込みされた法令集は、くまなく見られてチェックに時間がかかったり、指摘を受けやすくなります!

たけし
たけし

余計な時間を奪われないように、書き込みはシンプルにすることも大切です!

「できない書き込み」があると、どうなるのか?

もし試験官に指摘されてしまった場合のことをお話ししておきます!

軽微な指摘であれば「抵触する部分の書き込みを消す」という是正を求められるはずです!

是正を求められた場合に対応できるように、微妙な書き込みには鉛筆かフリクションで書いておいた方がいいです!
書き込みを消せない場合は、その部分をハサミなどで切り取らされる可能性があります!

さらに・・・

指摘箇所が多数あると、法令集を没収されることもあります!

かなり悪質な書き込みと判断された場合、最悪は失格になる可能性もあります!
失格になってしまうと、不正行為とみなされて2年間は再受験することもできなくなってしまいます!

たとえ軽微な指摘であっても書き込みを消している時間は大幅なタイムロスにつながるので、
指摘を受けないのが一番です!

これから建築士を目指す人へ!

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学科・製図セットでこの料金はほかを探しても見つからないとおもいます!

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  • 二級建築士講座:88,000円(税込)
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無料体験することができます!
おすすめなので是非体験してみてください
たけし
たけし

スタディング建築士講座を私も実際に体験しています!

\     /
「1級建築士講座」の体験記事はこちら
\     /
「2級建築士講座」の体験記事はこちら

法令集に「できる書き込み」「できない書き込み」まとめ

今日お話ししてきた法令集の書き込みルールをまとめると、このようになります!

「法令集への書き込みについてのルール」まとめ

「総合資格学院」「日建学院」「TAC」「井上書院」の法令集を使う

飛び先指示は「条文のタイトル」「条文の番号」「掲載ページ」まで

インデックスで見出しをつくることは可能

アンダーライン以外に「二重線」や「囲み枠」も使える

○、△、×の記号」も使える

ただし、解説や凡例を追記したものはNG

たけし
たけし

「ヒントになる書き込みをいっぱいしたい」
そんな気持ちを抑えてなるべくシンプルにすることも大切です!

試験当日に「大丈夫かな?」なんて不安がよぎること自体がマイナスです!!

書き込みのルールをしっかり守って、シンプルに法令集は仕上げていきましょう!

「シンプルに見やすい法令集に仕上げるコツってあるの?」
そんな見つけやすい法令集づくりのコツについて知りたい方に向けた記事を書いています!

\     /
「条文を見つけやすくする線引きのコツ」
が知りたい人は
こちらの記事を参考にしてください!

シンプルに仕上げた法令集の方が、意外にも試験当日には役に立ちます!

いろいろ気をつかって大変でしょうけど頑張ってください!

応援してます!

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皆さんとともに
このブログをつくりあげていきたいです!

私が一級建築士を目指していた2017年から見ると、
社会環境の変化や新規講座の誕生など、だいぶ状況が変わりました!

「一級建築士をもし私がいまから目指すなら、どんな手法でどう立ち向かっていくのか」

を本気で考えて記事を書きました!

一級建築士の講座選びに悩まれている人や、
勉強計画をこれから立てる人の参考になるとおもいます!

二級建築士を目指されている人もこの記事をご覧いただいているかとおもいます。

わたしは二級建築士を独学で一発で取得しました!

二級建築士を独学で目指される人には、
こちらの記事が参考になるとおもいます!

また、

「独学は不安だ・・・二級建築士のオススメの講座が知りたい」

という人に向けて、費用を抑えたオススメの講座を紹介しています!

二級建築士のオススメ講座は、
こちらの記事をご覧ください!

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