【二級建築士】製図試験を突破しやすくするコツ9選!

二級建築士

こんにちは!

リーマン建築士の「たけし」です!

今日のテーマは

【二級建築士】
製図試験を突破しやすくするコツ9選!

二級建築士の製図試験にコツってあるの?

どんな課題でも使えるコツが知りたい!

こういった疑問に、今日はこたえていきたいとおもいます!

わたしは二級建築士を独学で一発合格しました!

とは言え完全独学ではなく、製図試験では先生役をかって出てくれた会社の先輩に図面の描き方なんかを教わっていましたww

その会社の先輩に教えてもらった「どんな課題が出てもこのポイントは守ることを意識しよう!」と言われたことがありました!

そのポイントを今日はお話ししていきます!

とにかく濃く描く

これは資格学校でも教えている基本中の基本のようなことです!

文字でも図面でも、とにかく濃く描くことを意識するようにしてください!

濃く描くことが必要な理由は、その先輩が言っていたことで真偽は定かではありませんが「採点官はおじいちゃんだから」のようですww

たとえ採点官がおじいちゃんではなくても・・・

たとえ採点官がおじいちゃんではなかったとしても、薄くて見ずらい図面は「よーく見ないと分からんな」って感じで目を凝らして採点官に見られてしまう要因になります!

そうなると、要らぬとこまで注意深く見られて減点を生む可能性がでてきてしまいます!

図面を濃くハッキリ描いて、採点官に余計な詮索をさせないようにしましょう!

フリーハンドはなるべく多用する

定規を使うよりフリーハンドで描くほうが図面は早く描けるものです!

とくに「短い縦線」は、フリーハンドのほうが平行定規に三角定規をおいて描くより断然早く描けます!

また、丸テーブルといった家具や什器などはフリーハンドで描くようにしたほうがいいです!

最初はうまく描けなくても、何度も描いているうちに慣れてきます!

フリーハンドで作図時間短縮するためにも練習あるのみです!

フリーハンドOKだから細かいズレは気にしない理論

製図試験はフリーハンドOKです!

極端な話、すべてフリーハンドでもOKです!

わたしの先輩に製図試験をすべてフリーハンドで描いて合格した人がいます!
その先輩はフリーハンドがうまいわけではない(線がけっこうヨレヨレ)ですが、それでも合格しましたww

これは「ちょっと線がズレてても採点にはそこまで影響しない」ということの裏返しだとおもいます!

間仕切壁などの平行線を描いたりしていると「壁厚が均一じゃないかな・・・」なんて気になるかもしれませんが、そんなことを気にする必要はありません!

直行する線が微妙にズレてても、なんとなく直角に見えるならOKですww

細かいことに目をとらわれず、もっと大きなとこに目を向けたほうがいいです!

駐車場や敷地出入口は交差点を避ける

交差点は角から急に車や自転車が飛び出してくる可能性があるので大変危険です!

そんなところに駐車場があれば、駐車しようと切り替えしているときに事故を引き起こす可能性が高くなってしまいます!

また、

歩いて出るにしても、交差点から出ようとすれば急に曲がってきた自転車と出合い頭でぶつかる危険性もあります!

そこに住む人が安全に生活できるように、駐車場や出入口は交差点からなるべく離して計画するようにしましょう!

敷地境界から建物は1800mm以上離す

二級建築士で出てくる敷地はかなりゆとりがあることが多いです!

実務であるような敷地境界ギリギリを攻めるようなことはほとんどありませんww

敷地境界ギリギリを攻めると、思いもよらぬミスを誘発する原因になります!

「敷地境界から建物は1800以上離す」とエスキスの段階からプランニングすることを心掛けると、そういったミスを未然に防ぐことにつながります!

1800mm以上離すメリット

1800以上離すことで、次のようなリスクを回避しやすくなります!

  • 採光アウトになるミスを防ぎやすい
  • 斜線制限にかかるリスクが低減する
  • 外壁後退にかかるリスクが低減する
  • 敷地内通路(1500以上)を確保できる

余計な心配を生まないためにも、建物は敷地境界からなるべく離して計画したほうがいいです!

軒の出は450mmで統一する

建物に庇や屋根の軒はつきものです!

そういった軒の出は450mmで統一するといいです!

統一しておけば図面を描くときにイチイチ気にしなくていいので、作図スピードも上がります!

450mmに統一するメリット

軒の出を450mmに統一することは、次のようなメリットがあります!

  • 採光アウトになるミスを防ぎやすい
  • 立面・断面を簡素化しやすくなる

採光計算は軒先から境界までの距離が影響するので、軒の出が深いと不利にはたらきます!

また、

軒の出を統一しておけば、どの面からでも立面・断面に描く軒の長さが同じになります!

見る(切る)位置からイチイチ軒の長さを考えなく済むので描くのも楽になります!

ただし、

課題分で軒の出を指定されていたらそれは守ってくださいね!!
(当たり前ですけどww)

建物形状はシンプルにする

製図試験はデザイン性を問うものではありません!

むしろ無難な図面が合格するカギとなります!

ですから、建物形状もなるべくシンプルにしたほうがいいです!

とくに求められてなければ、真四角であればあるほどよりグッドです!

建物形状はシンプルにするメリット

建物形状をシンプルにすることで、次のようなメリットがあります!

  • 上下階の不一致を防ぎやすい
  • 通し柱の位置を間違えにくい
  • 床伏図・立面図を簡素化しやすい

建物形状を凝ったものにしてしまうとよからぬリスクを招くことになるので、シンプル・イズ・ザ・ベストの精神を忘れないでください!

廊下はなるべく真っすぐにする

建物形状と同じくらい、間取りもシンプルにすることが重要です!

とくに部屋と部屋をつなぐ廊下は、ストレートが基本です!

廊下がまっすぐな図面は見た目も美しいので、採点官に良い印象を与えます!

それに一回で引ける線も多くなるので、作図時間短縮にもつながることになります!

見た目も美しく時間短縮にもなるので、廊下を真っすぐにすることをエスキスに取り入れていくようにしましょう!

上下階の窓位置・大きさは揃える

開口部(窓や建具)は構造に影響します!

特に窓は、外周部の開口部となるのでとても重要です!

それに、

上下階で窓位置がズレていると見た目にも美しくなくなってしまうので避けるようにしましょう!

上下階の窓位置・大きさは揃えるメリット

上下階の窓位置・大きさを揃えることで、次のようなメリットがあります!

  • 耐力壁の確保がしやすい
  • 立面を簡素化しやすい
  • 床梁のセイ(垂直方向の寸法)を簡素化しやすい

要らぬミスを防ぐことや余計なことに意識を削がれないためにも、上下階の窓位置や大きさはなるべくそろえるようにしましょう!

むやみに大きい窓はいらない

実務では大きな窓はウリになることがありますが、試験ではそんなこと気にする必要はありません!

試験で描く家の窓は「法律上の最低限度」が守られていれば十分です!

良かれとおもって大きな窓をつけると、構造上のアンバランスを引き起こす可能性がありアダとなります!

採光上問題なければ、不必要に大きな窓は百害あって一利無しです!

3階建ては避難経路に注意!

受験年によっては3階建ての課題になることもあります!

3階建てになると、急に法律上の制限が厳しくなります!

とくに「避難経路」については要注意です!

もしも火事が起きたときに、2階から飛び降りたら骨折で済むかもしれませんが3階から飛び降りたら死ぬかもしれませんから、安全に地上階に降りられる避難経路は重要です!

ハシゴ車で救助にいけるような場所の確保も大事です!

これらを法律的な言い方をすると、次のようになります!

  • 直通階段の確保
  • 3階の代用進入口(窓)もしくは非常用進入口(バルコニー)の確保

直通階段は、地上階に降りるまでの間にドアなどの建具があってはダメです!

代用進入口(窓)や非常用進入口(バルコニー)は、道路面や4m以上の空地があるところに設ける必要があります!

3階建ては法律的な要素がとくに強くなった図面を仕上げることになるので注意が必要です!

製図に通信講座を使うなら「HIC」がおすすめ

二級建築士試験は、一級と比べると出題範囲も狭いため、学科は独学でも十分可能です!

ただ、

製図試験を完全独学で目指すのはかなりキツイものがあります!

わたしのように身近に製図を教えてくれる人がいない場合、製図だけ通信講座を利用する人も多いです!

「製図だけ通信講座を利用したい」と考えた場合、一番おすすめは「ハウジングインテリアカレッジ(略称HIC)」です!

HICは、20年以上前から二級建築士の製図を指導してきたベテランの資格スクールです!

私がHICをおすすめする理由は、次の4つの特長があるからです!

HIC二級建築士(製図)講座の特長
  • 添削課題が6課題と豊富
  • いつでも質問できるサポートが充実
  • 3ヶ月で合格まで導く学習カリキュラム
  • 講座費用が安い

丁寧と評判な図面添削と、いつでも質問できるサポート体制が一番の理由です!

講座費用も10万ほどと大手と比べてかなり安いところも魅力です!

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HICについてはこちらの記事で詳しく書いています

まとめ

今日は二級建築士の製図試験を突破しやすくするコツについてお話ししてきました!

突破しやすくするコツ9選
  • とにかく濃く描く
  • フリーハンドを多用する
  • 駐車場・出入口は交差点を避ける
  • 建物は境界から1800mm以上離す
  • 軒の出は450mmで統一する
  • 建物はシンプルにする
  • 上下階の窓位置・大きさをそろえる
  • 3階建ては避難経路に注意する

二級建築士の製図試験は、時間内に大きなミスなく図面を仕上げることが求められます!

デザイン性よりも試験に合格するような無難なものに仕上げていくことが大切です!

大変ですけどがんばってください!

応援してます!

最後までお読みいただきありがとうございます!

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