こんにちは!
リーマン建築士の「たけし」です!
H29年度に学科・製図ともに一発合格した私が「やってよかった」ということを紹介していきます。
今日のテーマは
作図が速くなる!
おすすめ製図道具12選!!
【一発合格した わたしの製図道具】
製図試験に向けて揃えていく必要があるものと言えば、製図道具!
その製図道具について、
製図試験には、どんな道具が必要なの?
製図道具って、どんな基準で選ぶべきなの?
いま使っているものから改善させたい!
そう思っている方もいるでしょう!!
今日は「おすすめの製図道具について知りたい!」と言う方に向けて、
参考になる内容をお話ししていきます!
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
私は2017年度に学科・製図とも一発合格しました!
そんな私ですが・・・
作図が大の苦手でしたww
特に最初の頃はひどくて・・・
「作図に10時間もかかる・・・」
こんな絶望的な状況でしたww
こんな私だからこそ、
「いかにして速く描けるか」だけに基準を絞って
製図道具を極めていきました!!
「きれいな図面を描くにはどんな道具がいいか」
とか
「凝った図面に仕上げるのに必要なものは何か」
そんなきれいごとはバッサリ切り捨て・・・
「いかにして手早く作図ができるか?」
これが私の道具選びの基準です!
この基準を満たすために、私が道具選びで重視したポイントは次の3つです!
この基準を満たすものが見つかるまで
三角定規・テンプレート・シャープペン・消しゴム・・・
さらには、
替え芯・マーカの色・電卓に至るまで・・・
ありとあらゆるものを実際に購入して使ってみて、納得できるものが見つかるまで探し続けました!
「作図を速く描く」そのためだけに、
こんなに道具を試し抜いた人は
他にいないと思います!!
・
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道具を試し抜いた結果
・
・
製図試験まで勝ち残った 私の製図道具を
「おすすめ製図道具12選」として紹介していきたいと思います!
私の「おすすめ製図道具12選」のラインナップはこちら!!
- 酷使しても本番まで安心して使える「平行定規」
- 作図用・記述用で分けた「2種類の消しゴム」
- 作図用・記述用・装飾用に分けた「3種類の製図用シャープ」
- 描き心地にこだわった「シャープ芯」
- 使う場面で分けた「2種類の三角定規」
- 勾配屋根でも手早く仕上げる「勾配定規」
- 使う場面で分けた「2種類の三角スケール」
- メインとサブで使う「2種類のテンプレート」
- 問題文・エスキスで使う「マーカー」「ボールペン」「ペン」
- 図面を汚れから守る「製図用ブラシ」
- 貼っていても目立たず気が散らない「メンディングテープ」
- 置いたまま安定して計算できる「電卓」
わたしが道具を使い比べてきた中で
製図試験当日まで勝ち残った道具の「オススメなところ」
残念ながら離脱してしまった道具の「イマイチなところ」
それぞれのポイントもあわせて紹介していきます!
あなたの道具選びの参考になれたら嬉しいです!!
このブログを読んだ感想をコメント欄で是非おしえてください!
皆さんとともにこのブログをつくりあげていきたいです!
試験元が公表している「製図試験に持ち込み可能なもの」
まず大前提として、製図道具として持ち込めるものは試験元が許可したものでなければなりません!
製図試験に持ち込み許可されているのものは、試験元の公式ページで公表されています!
①必ず携行するもの | 受験票、黒鉛筆(HB又はB程度、シャープペンシルを含む。)、消しゴム |
②携行できるもの | 製図板〔45cm×60cm 程度とし、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は 30 度以下とする。〕、T定規(60cm 程度)、平行定規、その他の定規(直定規、三角定規、勾配定規、雲型定規)、円・だ円・正三角形・正方形及び文字用の型板(テンプレート)、 三角スケール、分度器、コンパス、ディバイダー、ハケ、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆ケズリ、消し板(テンプレートとしての使用は不可)、計算尺、電卓(加減乗除、ルート、メモ リー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの)、問題チェ ック用の蛍光ペン・色鉛筆(答案用紙への使用は不可)、滑り止めマット(他の受験者の妨げになる ものは不可)、時計又はストップウォッチ(小型で時計機能のみのものに限る、アラーム等音の機能 の使用は不可) |
③携行できないもの | ドラフター、問題用紙つり器具、認められる図形及び文字用以外の型板(テンプレート)、点線・破線等を引くことができる型板(点線スケール)、ソロバン、メモ用紙、トレーシングペーパー、電動消 しゴム その他上記①、②以外のもの |
②の「携行できるもの」であっても、定規などに目印としてマークやシール付けたものは持ち込めないので注意してください!
余談ですが、
飲物の持ち込みはペットボトル等のふた付きのものなら持ち込み可能です!
また、試験室内での耳栓の使用はできません!
持ち込み可否が年によってが変わらないとも言えないので、試験年には必ず一度は試験元の公式ページでチェックしておきましょう!
①「平行定規」
「平行定規」は、製図試験を受けるうえで必須の道具です!!
「製図版 と T定規」でも製図試験を受けることは可能なのですが、
慣れていないととても使いづらいです!!
なにより、直線や縦の線を引くときに安定しません!!
「平行定規」は、
製図版に付属している定規が上下にスライドして、横方向の直線をきれいに引くことができます!
平行定規に三角定規を載せて、直角の縦の線を引くこともできます!
平行定規のサイズは試験要綱で指定があるので、サイズは必ず守りましょう!
試験サイズ「A2サイズ(45cmx60cm)」を守る!
おすすめは『STAEDTLER』の平行定規です!
酷使しても壊れない丈夫さ!
平行定規を選ぶポイントはこの「耐久性」にあります!!
製図試験に向けて何枚も何枚も演習課題を描くので、平行定規の耐久性は本番に大きく影響します!
演習課題で平行定規を酷使しているうちに、
もともと付いている滑り止めゴムがかなりすり減ってきてしまいます!
滑り止めが摩耗してくると、平行定規がグラついたり急に滑ったりと、
時間的なロスが発生してしまいます!
酷使してすり減ったグリップを補強!
試験前に慌てて用意することがないように、最初から用意しておくことをオススメします!!
滑り止めゴムは100均のもので十分ですが、
「100均に行くのが面倒」という方のために、一応商品リンクを貼っておきます⇩
②「消しゴム」(2種類)
修正箇所を手早くなおすために、消しゴムにもこだわりました!
わたしは使う用途にあわせて「2種類の消しゴム」を用意しました!
「作図用」の消しゴム
作図用消しゴムとして使っていたのは、
『メーカー名:MONO 商品名:スティック型消しゴム(角型)』です!
「常に」細かく消すことができる消しゴム!
この「常に」というところがポイント!
細かく消すをウリにした消しゴムは他にもありますが、
こんなに「常に」細かく消せる消しゴムにいまだ出会ったことがありません!!
常に細かく消けせるのは「芯」に特長があるからです!
- 芯の断面形状が小さい!
- 押さえつけても折れない強度!
- 押さえつけても引っ込まない!
『MONO』スティック型消しゴム(角型)のペン先の形状は、
こんな感じです⇩
この一本があれば、字消し板はいらないです!
字消し板を探したり持ち替えたりする手間が省けて時間短縮にもなります!
このスティック型消しゴムは、いまでも日々の仕事でも愛用しています!
使わない意味が分からないくらいオススメの消しゴムです!!
「要点記述用」の消しゴム
要点記述用として普通の消しゴムも用意しました!
要点記述や作図の大きな間違いを修正するときに、一気に消せて時間短縮になります!
大きな修正は「普通の消しゴム」で対応!
スティック型消しゴムの温存にも役立つ!
普通の消しゴムは、見失ったり落としたりするので
「予備でもう一つ」用意しておくことをオススメします!
注意!MONOのスティック消しゴムでも「丸形」は避けるべき!
同じMONOのスティック型消しゴムでも、
「丸形」はおすすめできません!!
実際に使ってみて「丸形」がダメだった理由が次の2つです!
「丸型」のペン先の形状は、
こんな感じです⇩
外見はほとんど一緒なので、
「丸型」を間違って買わないように注意が必要です!
注意!ぺんてるの「Ain CLIC」も避けるべき!
メーカー名:ぺんてる 商品名:Ain CLIC
これをおすすめしている人もいますが、実際に使った私からすると・・・
『ぺんてる Ain CLIC』はおすすめできません!
ぺんてるさん、ごめんなさい<m(__)m>
商品名だけ言っても分からない方もいるとおもうので、
下に写真を載せておきます⇩
実際に使ってみて「Ain CLIC」がダメだった理由が次の4つです!
「Ain CLIC」のペン先の形状は、
こんな感じです⇩
消しているうちに太くなってしまうなら普通の消しゴムと同じなので
「ぺんてる Ain CLICは製図試験には向かない」と判断して、
敢え無く離脱となりました(´;ω;`)
こちらの記事では実際に使った様子を
写真付きで紹介しています!
③「製図用シャープペン」(3種類)
試験中ずっと使っていくシャープペンには特にこだわりました!
わたしは使う用途にあわせて「3種類のシャープペン」を用意しました!
「作図用」のシャープペン
作図用シャープペンとして使用していたのは
『メーカー名:ぺんてる 商品名:GRAPH1000(0.5mm)』
「ぺんてる GRAPH1000」は、同じ資格学校のメンバーでも愛用している人が多かったです!
長時間描いていても疲れない、抜群の安定感!
作図はシャープペンを使う時間が一番長いので「抜群の安定感」が何より重要です!
(描いているときの疲れ具合も変わります!)
芯の太さは、力加減でどんな線も描ける「0.5mm」がオススメです!
作図用シャープペンは「予備でもう一本」を用意しておくことをおすすめします!
意外にこれをやらない人が多いですが、芯切れのタイムロスを最小限に抑える効果は抜群です!
「要点記述用」のシャープペン
わたしは、作図用とは別に「要点記述用のシャープペン」を用意していました!
線を引くときと文字を書くときでは体勢やペンの動かし方が違うので、記述は記述用に適したものを選びました!
また、作図と記述で使い分けることで、作図用の芯をより温存しやすくすることも狙いです!
要点記述用として使っていたシャープペンは
『メーカー名:ぺんてる GRAPH600(0.5mm)』
文字を書くことに適した、ペン形状とボディバランス
「作図用と要点記述用を分ける」そこまで頭が回る人も少ないので差別化になります!
「装飾用」のシャープペン
「装飾用のシャープペン」は
外構の輪郭を浮き上がらせたり、影をつけて立体的に見せたいときなど
見栄えアップを手早く加えるときに使います!
パッと見たときの図面の印象も、製図試験では大事です!
ただ、
見栄えアップにそれほど時間も使ってられないので、
通常のシャープペンと比べると極太の「太さ2.0mmのシャープペン」を使います!
手早くひと手間加えて、図面の見栄えアップ!
終盤の時間無い時にササッと印象アップできるので便利です!
注意!STAEDLERシャープは重くて使いづらい!
ちなみに、
製図用シャープでよく名前が挙がる「STAEDTLER製」ですが、
わたしも何本か使って試してみました・・・
しかし、
わたしとしては、「STAEDTLER製の製図用シャープ」はおすすめできません!
実際に使ってみて「STAEDTLER製」がダメだった理由が次の4つです!
シャープペンには人それぞれこだわりがあるとおもいますが、
製図試験では「描いていて疲れにくい」ということも重要だとおもいます!
ここで紹介した製図シャープについて
こちらの記事で実例もまじえて詳しく書いています!
④「シャープ芯」
「STAEDTLERのマルス」
「パイロットのグラファイト」
「ぺんてるのAin STEIN」
「トンボのモノ」
などなど・・・
描きやすそうなキャッチコピーがある替え芯は、片っ端から試してみました!
正直「シャープ芯」が一番いろいろ試しましたww
そして
一番しっくりきたシャープ芯が
こちら!
強豪ひしめく激戦区で、
最終的に勝ち残ったものが「三菱鉛筆 Uni」です!!
この替え芯は、今でも愛用のシャープ芯となってます!
これ以外考えられませんねww
折れにくさと滑らかさを兼ね備えた、最強の替え芯!
- テンプレートで四角を強く描いても、折れない強度
- 押し当てて描いても引っかからない、滑らかな描き心地
- 図面を汚さないために大切な、芯の粉が出にくい
わたしは線が薄くなりがちだったので、濃さは「B」を使いました!
「B」の濃さでこの特長を実現できるのは他にないです!!
わたしのように濃い線がなかなか描けない人には必須アイテムです!
⑤「三角定規」(2種類)
三角定規は、
作図スピードにもっとも影響を与える道具の一つです!!
「三角定規の良し悪しが、合格できるかできないかに関わる」と言っても過言では無いです!!
わたしは使う用途にあわせて「2種類の三角定規」を用意しました!
「大型」の36cm三角定規
わたしは大型の三角定規として『STAEDTLER製 36cm三角定規』を使っていました!
大型の三角定規は、「最初の基準線」を引くときに使用します!
作図最初の「縦方向の基準線を一発で引ける」から便利!
使うのは最初の基準線を引くときのその1回だけですが、
リズムよく作図を開始するために用意しておくと良いです!
「小型」の16cm三角定規
わたしは小型の三角定規として『STAEDTLER製 16cm三角定規』を使っていました!
STAEDTLER製の16cm三角定規は、
「動かすときは滑りが良く、線を引くときはある程度の重さで安定する」
機動性と安定性の両方を兼ね備えています!
「機動性」と「安定性」が抜群!
(小回りがきいて、線を引くときにブレない)
「外壁や間仕切壁」「窓サッシ」など、
作図の序盤はほとんどコレを使います!
注意!薄い三角定規は選ばない!
薄いものは作図の動きがにぶくなるので避けます!
三角定規を平行定規と組み合わせて使うとき、厚みが薄いと平行定規がちょっとでも浮くとすぐに下に入り込んで線がずれます。
単独で使うにしても、薄いものは拾い上げるときも苦労します。
文房具として売られている三角定規を使ったことがありますが、
上記のようなことが頻繁に起きてイライラしましたww
製図用品として販売されている「厚み6mm以上」のものを選ぶようにしましょう!
注意!目盛付き三角定規は避ける!
ネットで検索すると目盛付きを推しているサイトがありますが、実際に目盛付きも試している私としてはむしろ避けるべきだと実感しています!
目盛りがあることで
「ペン先が見えにくい」
「目盛の凸凹にペン先がひっかかる」
「平行線を描くときに先に描いた線が見えにくい」
といったデメリットがあります!
最初に目盛付きの三角定規を買いましたが、
使ってすぐにデメリットが浮き彫りになり速攻で捨てましたww
そもそも解答用紙に印字されている方眼目盛でおおまかな寸法は読み取れるので、三角定規に目盛りがある必要性は皆無といっていいです!
製図用品として販売されているものでも目盛りが有るものと無いものがありますが、
「目盛りが無いもの」を選ぶようにしましょう!
注意!45cmは大きすぎて使い終わったあとが邪魔!
ちなみにサイズですが、
実際はもう少し大きい「45cm」の方が、
どんな建物規模になっても「基準線を一回で引ける」メリットはあります。
ただ、
「45cm」の三角定規には使っている時以外のデメリットがあります!
作図中に余計な注意力や労力を取られたないので、
私はひとまわり小さい「36cm」にしました!
注意!『ツマミ付定規』を買う必要はない!
定規を取りやすくするために『ツマミ付定規』を紹介している人を見かけますが、私としてはあえてその基準で選ぶ必要はないとおもっています!
ちなみにツマミ付定規とはこんなヤツです⇩
なぜなら、ツマミは後から自分で付けることができるからです!
木の丸棒を持ちやすい長さにカットして、アロンアルフアなどの瞬間接着剤で付ければオリジナルツマミ付定規が完成します!
実際に同じ資格学校に通っている人がこの手法でツマミを付けてました!
(わたしは棒が邪魔くさく感じそうだったのでツマミはつけませんでした)
木の棒は、角棒より丸棒の方が定規をまわしやすいです!
(当時ツマミをつけてた人にヒアリングしたときにそう言ってました)
ちなみにツマミ付定規(製品のもの)を使っている人は私の学校では1人か2人くらいしかいませんでしたww
木の丸棒は100均でも売っているので簡単に手に入ります!
SERIAでいえばこんなヤツです!
ツマミやすい太さでオススメは「菜箸」です!
カットした丸棒を定規の真ん中あたりに瞬間接着剤でくっつければ完成です!
⑥「勾配定規」
「勾配定規」は、問題文で「勾配屋根の指定があるときに必要」な製図道具です!
屋根の指定が無いときは不要ですが、
勾配屋根の指定があるかないかは試験受けるまで分かりません!
勾配屋根を描くときに、勾配定規が無いと大幅なタイムロスにつながります!
問題文で「勾配屋根の指定」された時に、
大幅な時間短縮になる
ネットでは「勾配定規を使わずに勾配屋根を描く方法」というものが紹介されてますが、
そんなテクニック習得に時間を使うこと自体がもったいないです!
たとえテクニックで描けるようになっても勾配定規を使って描くより時間がかかります!
無駄な時間ロスしてタイムアップになったら悔いても悔やみきれないです!
わたしは『STAEDTLER製の勾配定規』を使いました!
STAEDTLERの良さは、なんといっても壊れにくい丈夫さですね!
角度をしっかり固定して、壊れにくい丈夫さも備え持つ
勾配定規はあまり安いものを使うと、動きが悪かったりネジが緩みやすかったりするので
しっかりしたものを用意しておきます!
「勾配定規が必要になる出題のされ方」については、
こちらの記事をご覧ください!
⑦「三角スケール」(2種類)
三角スケールは、
「作図の寸法取り」「エスキス」で使います!!
三角スケールは、「竹芯」もしくは「ABS」の材質を選んだ方がいいです!
- 軽い
- 持ちやすい
- 滑りにくい
わたしは使う用途にあわせて「2種類の三角スケール」を用意しました!
「長い」30cm三角スケール
作図最初の「大枠の基準寸法を取るとき」に、30cmの三角スケールが必要になります!
各階平面の基準寸法を一発で取りにいけるので
30cmの長い三角スケールがあると便利です!
最初の「大枠寸法を、一発でとる」ために用意!
(作図の出だしスタートでモタつかない!)
作図のときにしか使わないので、
縮尺は「1/200」があれば大丈夫です!
作図のスタートでモタつかず、その後のテンポもよくなります!
「短い」15cm三角スケール
建物の計画をする「エスキスを考えるとき」には、15cm三角スケールが活躍します!
エスキスは「1/400の縮尺」で考えるのが基本です!
作図する図面の「1/200のちょうど半分の縮尺」で考えると、
エスキスと実際の作図との狂いが生じにくくなります!
「1/400でエスキス」を考えるときに使いやすい!
あまり長い三角スケールだと邪魔なので、
「15cm」くらいの手頃な長さがちょうど良いです!
注意!「アルミ製」は避ける!
三角スケールにはアルミ製のものもよく見かけますが、下記の理由で避けた方がいいです!
- 滑りやすい
- 音がうるさくて気が散る
置くたびにカチンカチンと音がするのは思っている以上に気が散るので、作図効率が大幅に下がります!
注意!「短い三角スケール」は1/400の縮尺があるかをチェック!
「三角スケールの縮尺なんて、どれも一緒だろ?」
なんて思っている人もいるかもしれませんが、
意外にも「1/400が無い三角スケール」の方が一般的には多いです!
間違えて購入しちゃわないように、
「1/400の縮尺があるか?」までしっかりチェックしましょう!
⑧「テンプレート」(2種類)
テンプレートは、製図試験で使える図形が決められています!
持ち込み可能なテンプレートかどうか、注意が必要です!
製図試験で使えるテンプレート図形は、
「円」「だ円」「正三角形」「正方形」「文字」
この5種類だけ!
わたしは使う用途にあわせて「2種類のテンプレート」を用意しました!
「図形が多い」テンプレート
わたしは、「総合資格学院のテンプレート」を使っていました!
これを使う前までは市販のテンプレートを使っていましたが、
使い勝手が総合資格の方が良かったので乗り換えましたww
最低限の図形がそろった、機動性に優れたテンプレート
このテンプレートの最大の特長は
「市販のテンプレートより約3cm小さい」ことです!
3cm小さいことで、接地面の摩擦が少なくスライドする動きもスムーズです!
小回りがきくので、描きやすいように回転させやすいです!
小さくても製図試験で必要な図形はそろっています!
よく使う700mm角柱を描く「3.5mmの四角」があるのも市販品と大きな違いです!
総合資格のテンプレートは、
「総合資格学院の公式ページから購入」することができます!
(楽天やAmazonでは購入できません)
購入ページのリンクは、こちら!
「丸だけ」のテンプレート
万能そうに見える総合資格学院のテンプレートですが、一点だけ難点があります。
それは・・・
総合資格のテンプレートでは、直径4.4mまでの円しか描けないです!
それを補うために「丸だけのテンプレート」を用意しました!
設問で「4.4m以上の円」が必要なときに使うテンプレート
「設問で直径〇m以上の円が入るスペース」を指定されたときに活躍します!
設問で指定してくる円の大きさはたいがい5m以上なので、
丸だけのテンプレートで補えるようにしておけば備えは万全です!
設問で指定されるとき以外でも「外構で大きい木を描いて余白を埋める」ときにも役立つので、
用意しておいて損はないです!
ちなみに、「円」以外の
四角・三角・楕円は、定規やフリーハンドでなんとかなります!
「丸だけのテンプレート」を使う場面について、
こちらの記事でより詳しく紹介しています
⑨「マーカー」「ボールペン」「ペン」
問題文の読み取りや書き込み、エスキスを考えるときに、
「色」があると見やすくなります!
後でチェックするときにも、目立つのでチェック時間の短縮にもなります!
この「色付け」するのに便利な道具が「フリクション」です!
わたしはこのフリクションを、
使う用途別に「マーカー」「ボールペン」「ペン」に分けました!
わたしは、読み取る情報を視覚的に分けれるように「7色」使いました!
用意する「色」は、
濃いピンク、オレンジ、黄色、緑、青、紫、薄いピンク(別売り)
この7色です!
「別売りの薄いピンク」は、品番:SFL-60SL -6CS と、
品番の最後に「S」が付きます!
用意する「色」は、
黒・赤・青・緑
この4色です!
「問題文の読み取り」「問題文への書き込み」は、
こちらの記事を参考にしてください!
エスキスで鉛筆書きの中から目立たせるための「色付け」は重要です!
特に
「柱の位置」や「断面図の切断面」「無柱にした箇所」を色付けで目立たせておくと、
作図のときに不整合が生じにくくなります!
用意する「色」は、
赤・青
この2色です!
私は
赤ペンを「柱の位置」
青ペンを「断面図の切断面」や「PC梁で無柱にした場所」
で使用していました!
⑩「製図用ブラシ」
「パッと見たときのキレイさ」も製図試験では大事です!
作図中の「消しゴムかす」や「シャープペンの粉」が図面上に残ったまま描いていると、
知らぬ間に図面を汚してしまうことになります!
図面を必要以上に汚さないために「製図用ブラシ」は用意した方が良いです!
消しゴムかす や シャープペンの粉 で図面を汚さない!
手で払わない!
「消しゴムかす」や「シャープペンの粉」を手で払うと、
知らぬ間にかいた手の汗で、余計に図面を汚してしまうことになります!
⑪「メンディングテープ」
作図用紙を平行定規に固定するために「固定テープ」は必要です!
わたしは固定テープとして「メンディングテープ」を使いました!
ドラフティングテープやマグネットも試しましたが、
メンディングテープが一番「貼っていても気にならない」と感じました!
「ドラフティングテープ」や「マグネット」と比べて「メンディングテープ」が優れている点を挙げると、
- セロテープ感覚で、すぐに貼れる!
- テープの厚みが薄いので、貼る位置を気にしなくて良い!
- 透明で薄いので、貼ってる部分が気にならない!
テープ幅は、切りやすくて貼るのも楽な「12mm」がおすすめです!
⑫「置き型の電卓」
「電卓」は、各階のボリュームの検討や、要求室や設備室などの必要部屋面積を算出する際に必要です!
持ち込み可能な電卓については、試験要綱で決められています!
製図試験で使える電卓は、
「+-×÷」「√」「メモリー」「%」「簡単な関数(2剰とか)」
の機能だけで、
「プッシュ音が鳴らないもの」
とは言え、
製図試験で実際に計算する場面では、
「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」の基本の計算くらいしか使いません!
だから、
電卓を選ぶポイントとしては、
「ボタンが大きくて押しやすい」ものを選ぶ
「机に置いたまま使える大きさ」ものを選ぶ
わたしが使っていた電卓は、『Canon製 商品名:LS-101T』という電卓です!
机に置いたまま使う電卓で、
軽かったり、滑り止めが弱かったりすると、
計算してるときに電卓が動いてしまって、入力ミスが誘発されます!
この電卓の気に入ったところは、
「ボタンが大きくて押しやすい」「机に置いて使える大きさ」以外にも
「しっかりとした重み」もあり「滑り止めもしっかり効く」という点です!
机に置いたまま、安定してたたける電卓
問題用紙持って・・・エスキス用紙でボリューム検討して・・・
なんて忙しい中でも、
「手に持たずにたたける」この電卓は非常に重宝します!
番外編【製図道具入れ3選】
作図時間を短縮できる道具をそろえても
「すばやく持てる&すばやく仕舞える」ことができなければ意味がありません!
わたしは製図道具に「速く描ける」こだわりを持ったことと同じように、
道具入れにも「すばやく持てる&すばやく仕舞える」こだわりをもちました!
作図中の慌ただしいなかで道具を出し入れする入れ物なので
「入れやすさ(取り出しやすさ)」と「見つけやすさ(道具の視認性)」
この両方をもちあわせたものを使っていました!
ちなみに
わたしの使っていた道具入れは「すべて100均でそろうもの」です!
100均で売られているものの汎用性のたかさは正直おどろきですww
仕切りがある段ボールBOX(大物の製図道具入れ)
この段ボールBOXは、仕切りも含めて一体的に組み上げていくものです!
仕切りが一体になっているので、道具を入れたときに仕切りが動いちゃう心配がありません!
真ん中の仕切りを持って道具入れ自体を移動することもできるので、
置いてある場所が邪魔になったら仕切りを持ってすぐにどかせるところも良いです!!
間口も細長いので、定規類を立てて入れておくことができます!
段ボールなので、乱暴に入れても定規の角が欠けてしまう心配もありません!
この細長いフォルムとは裏腹に、
しっかり自立して立っていてくれる安定感があるので、
大物を出し入れしていても倒れることもないです!!
耐久性もあって、試験まで使い続けていました!
仕切りがある小物立て(小物の製図道具入れ)
小型の三角定規やテンプレートをしまうのに「小物立て」はむちゃくちゃ良いです!
丁度良い深さと高さで仕切られているので、
定規やテンプレートを正面を向けて立てておくことができます!
斜めになった側面形状で仕切りもあるので
「手前に背の低い道具、奥に背の高い道具」と分けれるので取り出しやすいです!
半透明のプラスチック素材なので、視認性もいいですし定規に傷をつけにくいです!
この小物立ても安定性はもうしぶんないです!!
小型の三角定規やテンプレートは作図中に頻繁に使うものなので、
大型の道具類と入れ物を分けてこともオススメです!
斜めにさせるペン立て(筆記具・三角スケール入れ)
ペン立ては「斜めにさせる」このタイプが使い勝手抜群です!!
斜めにささることで、
「安定性がある」「見つけやすい」「取り出しやすい」という利点がいきてきます!
「安定性がある」というのは、
ペンを斜めに入れることで重心が低くなり倒れにくくなるということです!
それに高さも抑えてくれているので、
「ひじが当たってうっかり倒しちゃった」ということを防いでくれます!!
「見つけやすい」というのは、
ペン同士が重なっていても見えてる部分が広いので、どこにどのペンがあるかパッと見て分かりやすいということです!
「取り出しやすい」というのは、
ペンの先端を掴みながら取り出す縦型のペン立てと違って、
ペンの側面からすくい上げるように取り出すことができるということです!
仕切りで4つに分かれているので、
種類ごとに入れる場所を決めておくことをオススメします!
製図道具のパフォーマンスを100%発揮するための「道具入れ」について
まだまだお話ししたいことはありますが、
ここでお話しすると長くなってしまうので別の記事にしました!
「100均で揃う道具入れ」は
こちらの記事で詳しく紹介してます!
「おすすめ製図道具12選」のまとめ
わたしが実際に製図試験で使っていた「おすすめ製図道具」を紹介してきました!
今日お話しした製図道具を、おさらいしていきます⇩
製図試験は1分1秒を争う熾烈な試験です!
ベストパフォーマンスを引き出せるかどうかは、
「製図道具選び」にもかかっています!!
この情報が少しでもお役に立てたらうれしいです!!
頑張って下さい!!
応援してます!
冒頭でもお話ししましたが、
私は作図時間が10時間かかるという異常者でしたww
こんな私が
「どうやって作図時間を短縮していったのか?」
このことについて記事を書きました!
時系列でわたしがやっていったことを書いてますが、
作図時間に悩んでいる人のお役に立てる内容もあるとおもいます!
「作図10時間かかっていたわたしの作図時間短縮法」は
こちらの記事で紹介してます⇩
資格学校を検討するなかで
費用をなるべく抑えたいという人にはTACがおすすめです!
TACについていろいろ調べたことをまとめたものを
こちらの記事で紹介しています⇩
「とにかく安く」という人には、スタディングもおすすめです!
「スタディングの価格がどれほど安いのか?」にスポットを当てた記事を書いています!
スタディング以外の様々な講座の価格を比較しているので
講座料金を比較したい人にも参考になります⇩
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