製図の記述対策!使えそうな要点記述ワード(設備編 後編)

一級建築士試験 製図

こんにちは!

リーマン建築士の「たけし」です!

H29年度に学科・製図ともに一発合格したわたしが「やってよかった」ということを紹介していきます。

今日のテーマは

使えそうな要点記述ワード(設備編 後編)

今日は、以前書いた記事「製図の「要点記述」を書きやすくするコツ」の続編記事を書いていこうと思います!

要点記述の問題で、

何か使いまわしできそうな記述はないかな

書くときのヒントになるような言葉はないかな

そんなふうに考えている方も多いのではないでしょうか?

そんな方のために、

使えそうな要点記述ワード」についてお話ししていきたいと思います。

要点記述は毎年、下のような構成で出題されています↓

  • 「建築計画」に関する記述
  • 「パッシブデザイン」に関する記述
  • 「構造計画」に関する記述
  • 「設備計画」に関する記述

そこで今日は、上の4つのうち

  • 設備計画

について「使えそうな要点記述ワード」を今日もパートごとに紹介していきます!

たけし
たけし

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設備計画

「設備計画」は、設備の種類も豊富で、出題のされ方もいろいろです!

各設備の特徴を捉えて、様々なバリエーションを持てるようにしましょう!

給水・給湯設備

  • 給水方式は、安定した水質・水圧を確保できる、水道直結方式を採用した
  • 給水方式は、安定した給水が可能で非常時の水源にもなる受水槽方式を採用した
  • 受水槽室は、受水槽周囲を6面点検できるゆとりある広さを確保し、維持管理のしやすさに配慮した
  • 給湯設備は、大容量の給湯に対して安定した供給が可能である、ボイラー方式を採用した
  • 給湯設備は、安定した給湯温度を確保し、一元管理ができる、ボイラー方式を採用した
  • 燃料の燃焼効率が良く、機器スペースをコンパクトにできる為、ガスボイラーを採用した
  • ボイラー室は、外部に面する位置に配置し、給排気しやすい計画とした
  • 給湯設備は、給湯量の多い浴室に隣接して計画し、給湯配管を極力短くすることで熱損失の低減に配慮した
  • 濾過機械室は、浴室に隣接して計画し、配管ルートを極力短くすることで漏水防止に配慮した

PS・DS・EPS

  • 給排水用のPSは、水回りに近接した位置に計画し、横引き配管の少ない合理的な配管ルートとなるよう配慮した
  • 給排水用のPSは、水回りに近接した位置に分散配置し、継手を極力少なくすることで、漏水防止に配慮した
  • DSは、上下階同一位置に配置し、圧力損失の少ないダクトルートとなるよう配慮した
  • DSは、空調設備室の直上に設け、屈曲部を極力少なくすることで、搬送エネルギー消費の低減に配慮した
  • EPSは、各階とも同じ位置に計画し、合理的な幹線ルートとなるよう配慮した
  • EPSは、管理部門内に計画し、維持管理のしやすさに配慮した

換気設備

  • 換気設備は、温湿度調整が可能で、全館一括換気が可能である、外気調和機を採用した
  • 換気設備は、換気による熱損失の低減が可能で、個別対応が可能である、全熱交換器を採用した
  • 厨房の排気ダクトは、直上に設けたDS内に立ち上げ圧力損失が少ない効率的な排気計画とした
  • 厨房の排気ファンは、屋上に設置し、居室空間に臭気が流入しないように配慮した
  • 浴室の換気は、効率的な排気を行える、第三種換気を採用した
  • 浴室の換気は、浴室への冷気の流入を防ぐことに配慮して、第三種換気を採用した
  • 脱衣室入口の上部に給気ガラリを設け、浴室内に排気ファンを設け、脱衣室へ湿気が流入しないように配慮した
  • ボイラー室の換気は、第二種換気とし、給気口と排気口は極力離して計画した

空調の吹出口

  • 通常の天井高の部分には、優れた拡散性能がある、アネモ型吹出口を分散配置した
  • 高天井の・・・には、吹出し気流の到達距離が長い、ノズル型吹出口を採用した
  • 吹抜空間に面する床梁下側面に、ノズル型吹出口を設け、居住域に効率よく空調が行えるよう配慮した
  • 空調負荷の大きいペリメーターゾーンである窓際部分には、吹出口を多く配置し、均一な温湿度分布が得られるよう配慮した
  • 空調負荷の大きいペリメーターゾーンである窓際部分には、スロット型吹出口を採用した
  • 居室内には、気流の角度を自由に調整できる、可動羽タイプの格子型吹出口を採用した

排水設備

  • 上階の排水系統は、1階の排水系統と分ける計画とし、1階部分での逆流防止に配慮した
  • 各排水系統は、伸頂通気管を設け、排水トラップの封水保護に配慮した
  • 汚水槽および雑排水槽は、地下ピットを利用し、ポンプアップにより下水本管へ排水される計画とした

設備の防音・振動対策

  • 受水槽・ポンプ室は、出入口扉を防音扉にし、壁・天井には吸音材を貼り、騒音防止に配慮した
  • 電気機械室の壁および天井は、厚さ200mmの鉄筋コンクリート造で囲うことで、騒音防止を図った
  • 受水槽ポンプの基礎には、防振架台を設置し、振動防止に配慮した
  • 受変電設備の基礎は、躯体と縁を切るように緩衝材を設け、振動が躯体に伝わらないように配慮した

災害時の対策

  • 断水対策としては、飲料水については受水槽の水を利用し、便所等の洗浄水には中水を利用する計画とした
  • 停電対策としては、自家発電設備を屋上に設置し、最低限の電力確保ができる計画とした
  • 停電対策としては、蓄電池設備を設置し、避難誘導灯など非常時に必要な設備への電源供給が可能な計画とした
  • 停電対策としては、太陽光発電パネルを設置し、日中の電気を補助的に利用できる計画とした
  • 配管には、フレキシブル継手を採用し、災害時の損傷防止に配慮した
  • 設備機器は、耐震性の高い架台に設置するとともに、転倒防止に配慮した
  • 振動しない設備機器は、架台部分を躯体と一体化した基礎に緊結し、転倒防止に配慮した
  • 振動する設備機器は、防振架台に設置し、耐震ストッパーを躯体と一体化した基礎に緊結し、転倒防止に配慮した
  • 天井に設置した設備機器は、躯体に緊結するとともに振れ止めに斜めワイヤーをかけ、天井とのクリアランスを十分に取り、損傷防止および落下防止に配慮した

その他

  • 主要室の開口部には、Low-E複層ガラスを採用し、冷暖房負荷の低減に配慮した
  • 主要な水栓には、センサー付き自動水栓を採用し、省資源化に配慮した
  • 主要な照明には、人感センサー付き照明を採用し、消費電力の抑制に配慮した
  • 主要な調理器には、誤作動防止機能を採用し、利用者の安全に配慮した
  • 主要な廊下には、非常時にも点灯する足元灯を設置し、避難時の安全に配慮した

「設備計画」のまとめ

ここまで「設備計画」に使えそうな要点記述ワードについてお話ししてきました。

「設備計画」は、

  1. 空調用熱源機
  2. 空調用熱源機の設置位置
  3. 空調方式
  4. 設備の設置位置
  5. 給水・給湯設備
  6. PS・DS・EPS
  7. 換気設備
  8. 空調の吹出口
  9. 排水設備
  10. 設備の防音・振動対策
  11. 災害時の対策
  12. その他

について書きました

出題のされ方は例年少しずつ変化します。

わたしの書いた一例を参考に、是非皆さんのレパートリーを増やしていけるようにしていってください!!

応援してます!!

頑張ってください!!

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