こんにちは!
リーマン建築士の「たけし」です!
H29年度に学科・製図ともに一発合格した私が「やってよかった」ということを紹介していきます。
今日のテーマは
【製図試験でやってはいけない『一発アウト』18選!】
製図試験でやっちゃいけないことを知りたい!
一発アウトは勘弁して!
製図試験は「いかにミスをしないか」が重要です!
とくに、
「一発アウト」になるようなミスは致命的ですので、ゼッタイに避けるべきです!!
逆をかえすと、
一発アウトになるようなミスを防ぐことができれば、合格に向けて大きな前進となります!!
そこで今日は、
製図試験でやってはいけない『一発アウト』についてざっくりお話ししていきます!!
ちなみに、
この記事の「目次」が「やっちゃいけないことリスト」となるように見出しを作ってます!
「目次」の画面をスクショしていただけたら、あなた自身の自己チェックのお役に立てるとおもいます!
このブログを読んだ感想をコメント欄で是非おしえてください!
皆さんとともにこのブログをつくりあげていきたいです!
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- 「明示する」「図示する」がされてない
- 「断面図の切断面」が、指示されてるところではない
- 「道路斜線」「北側斜線」でアウト
- 「延焼ライン」の描き忘れでアウト
- 「バリアフリー法」でアウト
- 「車両の出入り口」でアウト
- 「歩行距離」「重複距離」オーバー
- 「床面積」「建築面積」オーバー
- 指定されている「構造」「設備」ではない
- 「利用者」と「管理者」の動線が交錯している
- 要求されている「要求室」が無い
- 要求室の「室面積(〇〇㎡以上)」が守られてない
- 要求室の「辺長比」や「天井高さ」が守られてない
- 要求室の「間口(まぐち)の指定」が守られてない
- 「眺望に配慮」してない
- 「動線に配慮」してない
- 要求室に行くのに「室通過」している
- 「居室が無窓」になっている
- まとめ
「明示する」「図示する」がされてない
これは基本中の基本ですね!!
問題文に記載されている
「・・・を明示する」
「・・・を図示する」
は、
必ず、図面に描く!
とくに、
「いままで登場してこなかった”明示する””図示する”」が
「急に登場してくる」こともあるので、注意が必要です!!
たとえば、
H27年度とH28年度を、例にとってみます。
H27年度までは、「図面への補足」については「明示してもよい」
という言い方で、命令ではありませんでした。
しかし、
H28年度に急に「明示する」と命令に変わりました!!
問題文の言い回しには十分注意して
「命令」には、必ず従うようにしましょう!!
惰性で問題文を読み取って、
その「命令」を見落としてしまうと、非常にもったいないです!!
ですから、
試験開始直後の『問題文の読み込み』のときに
『見落としをしない』ということが
とても大切になってきます!!
\ /
『見落としをしない問題文の読み込み方法』については、
こちらで詳しく解説しています!
「断面図の切断面」が、指示されてるところではない
受験する年によっても変わりますが、
「断面図は、〇〇を含む切断面とし・・・」
といったように、
『切断面を指定』してくることがあります!
もちろん、
これを見落とすとアウトです!!
問題文での出され方は、こんな感じです⇩
「断面図」は、
作図の中盤あたりで描き始める方がほとんどだとおもいます。
切断面を平面図に書き込むときに
「もう一回、問題文を見て、切断面があっているか」
を確認する
『作図中の中間チェック』
をすることで、ミスが防げます!
「道路斜線」「北側斜線」でアウト
「法的制限にひっかかるような図面」は、
問答無用で
「一発アウト!」となります!!
とくに『斜線制限』は、
意外に見落としがちなので、注意が必要です!!
用途地域が
「第一種中高層住居専用地域」
「第二種中高層住居専用地域」
であった場合、
『北側斜線』にも注意をはらう必要があります!!
第二種中高層住居専用地域については、
H28年度に実際に出題されています⇩
時間との勝負の製図試験でも「いかに法規を守れるか!」
が重要になってきます!
短時間で法的制限に気づくためには、
『製図で必要になる法規』
を整理しておく必要があります!!
\ /
『斜線制限』については、
下の記事でそれぞれ解説してます!
「延焼ライン」の描き忘れでアウト
わたしの合格した翌年度の「H30年度」から
『延焼ライン』を図示せよ
という指定が登場してきました!
問題文の凡例に示されている
「特定防火設備」
「防火設備」
についても、もちろん描かなければなりません!
単純に、描く量が増えて大変だとおもいます・・・
ただ、
それ以上に
「延焼ラインの描き忘れ」のミスをさそわれる危険性が増した
とも言えるとおもいます!
しかも、
「2階」
「3階」
の図面では、
1階の延焼ラインと引く位置が違うので、
特に注意が必要です!!
これ以外にも、
「隣地の状況によって受けれる”緩和”」
「同一敷地内に”複数建物がある場合の延焼ライン”」
といった変則的なことにも対応できるように
あたまの中を整理しておきましょう!
\ /
『延焼ライン』について、
図解入りでわかりやすく解説しています!
「バリアフリー法」でアウト
近年必ずと言っていいほど
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」
に適合することを求めらます!
さらに最近では、
「製図課題の発表のタイミングで、このことに触れてます!」
つまり、
万一、試験当日の問題文に
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 に適合せよ」
とは書かれていなかったとしても、
課題発表のときにすでに伝えられてるので、
この法律に適合していない時点で
「一発アウト!!!」
となってしまいます!
また、
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」には、
「義務基準」より厳しい『誘導基準』があります!
試験当日の問題文で『誘導基準』を指定される場合もあるので、
日頃の演習課題は『誘導基準』をベースに取り組んだほうが良いです!
\ /
『高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律』
については、
こちらの記事で『誘導基準』に焦点をあてて解説してます!
「車両の出入り口」でアウト
けっこう「気づかないうちに見落としている」ことに陥りがちなのが、
『車両の出入り口が、周辺環境からみて適切かどうか』
ということです!
過去の例からいっても、
「横断歩道」があるときは、要注意です!
ちなみに、
車両の出入り口が適切かどうかも
立派な「法的制限」の一部です!
関係してくる法律は
『駐車場法』
です!
『駐車場法』は、
法令集の端っこにあるようなものなので、
学科のときにあまり勉強しない方がほとんどだとおもいます!
だからこそ「気づかないうちに、見落とす」ことになりかねません!
とはいえ、
製図試験に関係してくるところは、それほど多くはないので、
ポイントをしぼって覚えておけば大丈夫です!
\ /
『駐車場法』について、
図解入りでわかりやすく解説してます!
「歩行距離」「重複距離」オーバー
「歩行距離」
「重複距離」
について、まとめるとこんな感じです⇩
これも「気づかないうちに、見落とす」可能性が十分にあります!
しかも、
「作図の終盤で、歩行距離をオーバーしていることに気づく・・・」
なんてことになると、
取り返しがつかなくなります!!
『エスキスの段階から、オーバーしないようなプランニングをする』
これが重要になってきます!!
\ /
『歩行距離・重複距離』について、
プランニングで注意する点も含めて解説してます!
「床面積」「建築面積」オーバー
意外にやりがちなのが、
この「床面積オーバー」や「建築面積オーバー」です!
とくに、
「床面積」については、
出題される年度ごとに
『床面積に、含めるもの』
『床面積に、含めないもの』
が変わります!!
「算入することに後で気づいて、床面積に入れたらオーバーしちゃった・・・」
なんてことにならないように
床面積に『含める』のか『含めないのか』は、注意深く見ましょう!!
また、
「建築面積」については、
『どこまでが建築面積に算入されるのか?』
『セットバックで、敷地面積は変わらないか?』
といった部分も、しっかり整理しておきましょう!!
あと、
「庇」や「ピロティ」なんかは、
「床面積には算入されなくても、建築面積には算入される」
ということもあるので、
この点を勘違いして
「建築面積オーバー」
なんてことにならないようにしてくださいね!!
\ /
『建築面積の算定方法』について、
「庇」や「ピロティ」の算定方法も含めて解説してます!
\ /
『セットバック』について、
図解でわかりやすく解説してます!
指定されている「構造」「設備」ではない
「建物構造」に関しては、
基本的に毎年「構造は自由」
となっているので、指定されることはほとんどないとおもいます。
※ただ、ゼッタイとは言い切れませんので、その点は注意!
しかし、
「基礎構造」に関しては、
「過去に指定されたこともある」ので、注意が必要です⇩
基礎に関しては
『根入れの深さが、支持地盤に到達しているか?』
『根入れの深さが、地下水位に影響を与えないか?』
も重要なポイントになってきます!!
基礎に関することは、
「問題文の本文」だったり「留意事項のところ」だったり「敷地の断面図」だったり
いろんなとこに表記されてるので、
見落とさないように注意しましょう!!
また、
「設備」に関しては、
出題される年度によって
指定されることがあります!!
指定されたのに無視したら
もちろん「一発アウト!」になります!!
設備指定はよくあるので、見落としをしないように十分注意しましょう!!
また、
「構造」の「部材断面寸法」
や
「設備」の「必要面積」
についても、
頭で悩まないように、しっかり整理しておきましょう!!
\ /
『構造の部材寸法』については、
こちらの記事で詳しく解説してます!
\ /
『設備類の選定や必要面積』については、
それぞれ下の記事で解説してます!
「利用者」と「管理者」の動線が交錯している
人の移動するルートである「動線」にも十分な注意が必要です!
「利用者動線」と「管理者動線」
が交錯することはNGです!!
とくに、
『レストラン』がある場合、
「レストランへの利用者動線」と「厨房への管理者動線」
は、
うかうかしていると
交錯してしまいます!!
これ以外にも
「歩行者と車両の動線の交錯」
も一発アウトになりかねないので、
十分注意しましょう!!
要求されている「要求室」が無い
要求されている部屋がないのも、一発アウトの原因になります!!
「図面に部屋の区画は描いた」としても「室名が書かれてない」のも、NGとなります!!
さらに、
「問題文に記載されている”室名”」と「図面に書いた”室名”」が異なっていても、NGです!!
最終チェックの際に
『要求室が、すべて描かれているか』
『室名は、問題文の室名と同じか』
これは必ずチェックしましょう!!
要求室の「室面積(〇〇㎡以上)」が守られてない
問題文の要求室が列挙されているところに「要求室の床面積」も書かれます。
その中で、
「〇〇㎡以上」
となっているところは、
「必ずその面積以上」の大きさでないと、アウトです!!
「〇〇㎡以上」となっているところは、問題文の読み取りのときに、しっかりチェックしておきましょう!!
また、
「適宜」となってる部分も、
手早く必要な面積を算出できるようにしておく必要があります!!
\ /
『適宜の必要面積の算出方法』については、
こちらで詳しく解説してます!
要求室の「辺長比」や「天井高さ」が守られてない
問題文の要求室が列挙されているところに「要求室の特記事項」も書かれます。
この「特記事項」のなかには、重要なことが書かれてます!!
そのなかの一つに
「辺長比」や「天井高さの指定」
があります!
「天井高さの指定」は、
こんな感じで出題されます⇩
辺長比は、簡単にいうと
「その部屋の平面形状が、どれだけ正方形に近いか」
を示すものです!
「辺長比」は、
こんな感じで出題されます⇩
辺長比は
「1に近いほど、正方形に近い」
ということです!!
間違えて「辺長比1.5以上を確保」と図面に補足してアウト><
なんてことにならないように注意してくださいね!!
要求室の「間口(まぐち)の指定」が守られてない
要求室の「間口の指定」も、特記事項でされるときがあります!!
指定されているものは「命令」なので、必ず従うようにしましょう!
「眺望に配慮」してない
「〇〇の眺望に配慮」という言葉が問題文に記載されていたら、
「その要求室は、〇〇の方向へ向ける」
ということを示します!
H29年度を例にすると、こんな感じです⇩
とくに「〇〇」が記載ない場合は、
「景色がきれいな方向へ向ける」
ということになります!
「景色がきれいな方向」というのは、
「公園」であったり「川」であったり「樹林」であったり、
建物とかある方向ではなく、
きれいな景色が望める方向ということです!
「眺望に配慮」
は、
「〇〇の方向に向けて、部屋を配置する」
「景色の良いほうへ向けて、部屋を配置する」
ということを念頭において
部屋の配置を考えましょう!!
「動線に配慮」してない
眺望に配慮とおなじくらいに
よく出るのが
「〇〇と△△との動線に配慮」
です!
H29年度では、
「大浴場」と「トレーニングルーム」との動線に特に配慮する
ということが問題文に記載されていました!
「動線に配慮」というのは、
「〇〇と△△は、なるべく近づけて配置しろ!」
ということを指定してます!
なるべく近づけろというのは、
基本的に
「隣接させろ!」
ということです!
たとえ、
隣接ができなくても、同一階のなるべく近い位置に配置しましょう!
「動線に配慮」
は、
「〇〇と△△で、頻繁に行き来がある」
ということを念頭において
部屋の配置を考えましょう!!
要求室に行くのに「室通過」している
「部屋を通り抜けてしかその要求室に行けない」
という、いわゆる
「室通過」
も、一発アウトになります!!
「居室が無窓」になっている
「居室」には「採光上有効な窓」が必要になります!
「建物の真ん中に配置して、窓がまったく無い」
というのは、
明らかにダメだと分かるとおもいます!
ただ、
「建物や庇が、隣地境界ギリギリにせまっている」
ような計画をしてしまうと、
いくら窓を設けたとしても
「採光上有効な窓では無くなる」ので、
「意図せず無窓」になってしまいます!
『建物と敷地境界とのヘリ空き(境界線からの離れ寸法)は、
最低でも2m以上空けるようにする』
ことで
「意図せず無窓」になることを防げます!!
まとめ
製図試験は、「いかにミスしないか」が非常に重要になってきます!
その中でも「一発アウト!」になるようなことは、ゼッタイに避けましょう!
「一発アウト」になる要因は、次のことです!
- 「明示する」「図示する」ものが、明示・図示されてない
- 「断面図の切断面」が、指定されているところと違う
- 「道路斜線」「北側斜線」にひっかかる
- 「延焼ライン」を描き忘れる
- 「バリアフリー法」が守られていない
- 「車両の出入り口」が法律違反
- 「歩行距離」「重複距離」がオーバーしている
- 「床面積」「建築面積」がオーバーしている
- 「構造」「設備」の指定を無視する
- 「利用者」と「管理者」の動線が交錯する
- 「要求室」の描き忘れ(室名の描き忘れも注意)
- 「室面積(〇〇㎡以上)」が守られていない
- 「辺長比」「天井高さ」が守られていない
- 指定された「間口(まぐち)」が守られてない
- 「眺望に配慮」がされてない
- 「〇〇と△△との動線に配慮」がされてない
- 「室通過」をしている
- 居室が「無窓」になっている
「一発アウト」になる要因さえ防げれば、合格できる確率がかなりアップします!!
時間に追われる製図試験ですけど、
「慌てず、慎重に、そして手早く」
を基本にして、
合格を勝ち取っていってください!!
応援してます!!
頑張ってください!!
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それが「スタディング」です!
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人が集まる資格学校は、抵抗があるな・・・
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わたしのイチオシは、
一級建築士製図なら『TAC』
二級建築士製図なら『HIC』
です!
\ /
『TAC』については、
こちらで詳しく解説しています!
\ /
『HIC』については、
こちらで詳しく解説しています!
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